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中村獅童「思いっていうのは叶うんだな」 憧れ・是枝裕和監督に直談判の過去明かす

2023年5月9日 21:55
中村獅童「思いっていうのは叶うんだな」 憧れ・是枝裕和監督に直談判の過去明かす
舞台挨拶に登場した中村獅童さん
歌舞伎俳優の中村獅童さん(50)が8日、映画『怪物』(6月2日全国ロードショー)の舞台挨拶に、主演の永山瑛太さん(40)や安藤サクラさん(37)、是枝裕和監督らと登壇。是枝監督へ直談判した過去を明かしました。

「“是枝組”に参加させていただくことが長年の夢だったので、こういった場所に立たせていただいて本当に嬉しく思っております」と喜びを語った中村さん。

実は是枝監督の大ファンだそうで「2015年、『海街diary』(監督:是枝裕和)という作品ありましたよね。当時僕は鎌倉に住んでおりまして、妻と散歩しているときに、大船の映画館で映画の上映会があって、よく見たら上映後に是枝監督のトークがあるって言うことで“これ絶対行こう”って大船の映画館に見に行ったんです」と話します。

■是枝監督への愛 楽屋で待ち伏せの過去も

実際に上映会を訪れた中村さんですが、あふれる愛を我慢できなかったようで、「僕はもともと是枝監督の大ファンなので、なんとか自分の思いを伝えたいという思いで。なんの約束もしてないんですけど、(上映会後)楽屋の前で待ち伏せをして。“わたくし中村獅童というものなんですけれども”って、普通に会話してくださって。それで“いつか僕を使ってください”って言ったんです」と出演を直談判した過去を明かしてくれました。

しかしその後連絡はなく、諦めかけていたそうですが「2020年、ちょうど世の中がコロナで大変な時期でずーっと家にいるときに、“やっぱり自分も50歳で死ぬまでの間に是枝監督の作品に出られたらいいな”って家族と話してたんですね。その数か月後にご連絡いただけたんで。ほんとに思いっていうのは叶うんだなとつくづく思いました」と“是枝組”への初参加を改めてかみ締めました。

映画は、大きな湖のある郊外の町が舞台。学校で起きたケンカが大事になり、子供たちがこつ然と姿を消すところから物語が始まります。