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ボニージャックス西脇久夫さん肺がんで死去

2021年9月3日 13:46
ボニージャックス西脇久夫さん肺がんで死去

4人組コーラスグループ・ボニージャックスでトップ・テナーを担当していた西脇久夫(にしわき・ひさお)さんが8月30日午前8時50分、肺がんのため都内の病院で亡くなりました。85歳。宮城県出身。

所属レコード会社によると、西脇さんは数年前にがんが見つかり、手術を受けました。その後も治療を受けながら歌手活動を続けていましたが、先月初旬に容体が悪化して入院していました。最後の仕事は7月4日、宮崎県内で行われた「童謡の祭典」。葬儀は近親者のみで営まれたということです。

ボニージャックスは早稲田大学グリークラブ出身の「早稲田の四人組」としてラジオ番組の青春ジャズ大学に出演した後、1958年に「ボニージャックス」として正式にプロデビュー。童謡『ちいさい秋みつけた』、ロシア民謡『一週間』などレパートリーは幅広く、5000曲以上のコーラス譜を保持しています。「ボニージャックストーン」と称される明快なハーモニーと清潔感あふれる歌唱で聴き手の心をなごませ、男声コーラスグループの草分けとして人気を誇ってきました。

9月4日に神奈川・綾瀬市オーエンス文化会館で予定されている「ボニージャックス&ベイビーブー ジョイントコンサート」は、西脇さん以外の3人で出演するということです。