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東貴博、浅草のリーダーに指名されて恐縮

2021年9月18日 19:44
東貴博、浅草のリーダーに指名されて恐縮

東京・浅草の“伝説のおかみ”として知られる冨永照子さん(84)が著書『おかみの凄知恵 生きづらい世の中を駆けるヒント』(TAC出版)の出版会見を18日に都内で開催し、浅草出身のタレント・東貴博さん(51)も駆けつけました。

老舗そば店「十和田」を経営する冨永さんは一般社団法人ニッポンおかみさん会の代表で、「二階建てロンドンバス」の導入を実現させるなど、1960年代から浅草の復興に尽力した人物。

東さんはタレントの萩本欽一さんに師事した若手のころから冨永さんにお世話になっているそうで、「おかみさんは芸人を応援して街を浅草らしくしたいっていうので、修業をする僕たちに食事券を特別に作ってくれて、タダでご飯をごちそうしてくれていたんですよ。(舞台の)合間でおなかをいっぱいにして、それで修業時代をどうにか切り抜けていった」と当時を懐かしそうに振り返りました。

現在は新型コロナウイルスの影響で、冨永さんの「十和田」も、東さんがオーナーを務めるもんじゃ・鉄板焼き店「浅草MJ」も時短営業を余儀なくされています。東さんは「もんじゃだから鉄板をみんなでつっつく、一番コロナでやっちゃダメでしょ。ウチの店も相当、ギリギリだと思います」と告白しました。

新たな劇場を作るのが目標と明かす冨永さんは、東さんが大衆芸能の面から浅草を引っ張っていくことを期待。父が昭和を代表するコメディアンの故東八郎さんでもあり、冨永さんは「東くんがリーダーになるしかない。親子2代、浅草の純粋な子でしょ。由緒正しい芸人なんだから」とハッパをかけました。東さんは「手ごたえが何もないです」と謙そんしつつ、「“いつか浅草で舞台をやりなさいよ”と(冨永さんに)言われているので、それは実現しようと思っています」と明かしました。