すぎやまこういちさん死去 功績振り返る
人気ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズなど数々の楽曲を手がけた作曲家のすぎやまこういちさんが、敗血症性ショックのため9月30日亡くなっていたことがわかりました。90歳でした。
すぎやまさんは1931年4月11日、東京都生まれの作曲家。
高校在学中より作品を書き始めたすぎやまさん。東京大学を卒業後、文化放送を経てフジテレビに入社し、ディレクターとして「ザ・ヒットパレード」「新春かくし芸大会」などの番組を手がけ、同時に作曲家としての活動を始めました。
「亜麻色の髪の乙女」や「恋のフーガ」などのヒット曲や、CM・アニメ映画音楽、東京・中山競馬場の発走のファンファーレなど幅広いジャンルの音楽を手がけました。
そして人気ゲームソフト「ドラゴンクエスト」シリーズの音楽を発売以来担当し、多くの人に親しまれました。
2016年には「世界最高齢でゲーム音楽を作曲した作曲家」としてギネス世界記録に認定。2018年には旭日小綬章を受章、2020年には文化功労者に選出されました。2021年7月に行われた東京2020オリンピックの開会式では、「ドラゴンクエスト」の「ロトのテーマ」が使用されました。