松本潤、初のライブ映画を英語でアピール
嵐の松本潤さんが25日、東京・日本外国特派員協会で記者会見を開き、映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』(堤幸彦監督、11月3日先行公開、11月26日全国公開)について語りました。
去年末にグループが活動を休止してから、松本さんが公の場に登場するのは初めて。ライブの演出を手がけた松本さんはスーツ姿で「この映画が日本のみなさんのみならず、世界中のたくさんの人たちに楽しんでもらえることを願っています」と話し、続けて英語で同じ内容のスピーチをしました。
作品は嵐の初となるライブフィルム。20周年ツアー中だった嵐が映画撮影のために「シューティング・ライブ」として行った東京ドーム公演(2019年12月23日)を、125台のカメラで記録したということです。
堤監督は、嵐のステージにライブフィルムの撮影カメラが入ることを「通常ですと、あまりよろしくない」としたうえで、「“ある程度のルールをキープしてくれれば、どうぞ好きにやってくれ”“自分たちと一緒に舞台にあがってもいいよ”と(言ってもらった)。ジャニーズさんの舞台の中では例がない、ワイルドな撮影をさせていただきました」と回想。松本さんは映像を見た感想を「本当に自分たちが3時間半のライブの中で何を感じて、何をファンの人たちに届けようと思ったのかが強く出ていると思います」と語りました。
堤監督は20年前に嵐の初主演映画『ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけどHAPPY』でメガホンをとるなど、長年にわたって嵐と仕事をしてきました。そんな堤監督が嵐にとって自分は「親戚のおじさん」とたとえたことを受け、松本さんも「親戚のおじさんじゃないと撮れない近さがあるというか、堤さんの愛も感じますし、何より会場にいたファンの人たちと僕らの愛が如実に表れているんじゃないかと感じました」と話しました。
本作は台湾、香港、マカオ、シンガポール、インドネシア、マレーシアでの公開が決定しているほか、中国、韓国、ブルネイなどでも公開に向けて調整しているということです。松本さんは「撮影したのが2019年の年末、東京ドームで撮影させていただきましたけれども、ありがたいことにお客さんが満杯の状態で映像作品を撮影することができました。今この国で、まだエンタメが元通りの環境になっていないということも、同時にこの作品を見ると感じる部分があると思います。自分たち含めてエンターテインメントが少しずつ回復していく、そんな願いも込めてたくさんの人にこの作品が届いたらいいなと思いますし、ここからまたみんなで楽しめるエンターテインメントを作れたら、それを楽しんでいただけたらと思っています」と語り、会見を締めくくりました。
画像:松本潤さん(左)と堤幸彦監督 (C)2021 J Storm Inc.