五代目圓楽さん十三回忌、一門が語る思い出
落語家・五代目三遊亭圓楽さんの十三回忌の法要が28日、東京・足立区の易行院で営まれ、演芸番組「笑点」メンバーの三遊亭好楽さん(75)や六代目三遊亭円楽さん(71)ら一門の落語家およそ50人が集まりました。
六代目円楽さんは亡き師匠をしのび、「落語家がなめられちゃいけないと一途に自分なりの勉強・稽古して一時代を作ったお師匠さんだと思ってます」と挨拶しました。
“星の王子さま”のキャッチフレーズで親しまれた五代目圓楽さんは2009年10月29日に76歳で亡くなりました。圓楽さんは「笑点」の初代大喜利メンバーで、1983年から2006年まで歴代最長23年間司会を務めました。
■五代目圓楽一門が語る“師匠との思い出”
三遊亭好楽:年じゅう夢見ながら、怒られてる(笑)死んだうちのかあちゃんの夢はほとんど見ない。年じゅう怒られてる夢(笑)覚めないんだこの夢が。
三遊亭円楽:生前はトラウマに近いものがありましたね。怒られないように、小言くわないように。優しい日もあるんです。「これは小言じゃないよ」と言ったのは小言の始まり(笑)
三遊亭円楽:我々一門にとっては圓生、圓楽という直系の流れが三遊の王道を歩いてるんだと思って、これからも精進をして三遊一門としてやっていきたい。みんなと仲良く落語を大きくしていきたい。積極的な外交でいろんなご一門と切磋琢磨して落語を盛り上げていきたいと思います。
コロナ禍は落語家にとっても踏ん張り時だと語った六代目円楽さん。多少なりとも来年あたりから出口が少しずつ見えればと期待を込めました。
映像:五代目三遊亭圓楽さんの十三回忌法要