東京五輪柔道男子１００キロ級・金メダリストのウルフ・アロン選手が、アスリート名勝負ＳＰとして１５日放送の日本テレビ系『有吉ゼミ』の人気コーナー『チャレンジグルメ』に参戦。ギャル曽根さんとの“デカ盛り”グルメ対決を通して、世間の柔道家に対するイメージを変えたいというメダリストとしての熱い思いを明かしました。

今回のチャレンジメニューは、その名も“爆盛り岡山グルメ！鬼ヶ島プレート”。８種類の濃厚なソースで仕上げた岡山名物の“えびめし”と岡山県産の三元豚のロースカツにデミグラスソースをかけた“デミカツライス”、そして、岡山県津山産のホルモンが特徴の名物“ホルモンうどん”といった総重量３．４キロを超えるデカ盛りグルメです。

制限時間５０分でチャレンジがスタートするとひと口食べ「これは余裕ですね」と自信満々な表情を見せるウルフ選手。子どもの頃から“大食い”だったそうで「幼稚園の頃はお弁当２個ぐらい食べていた」と語り、小学校入学前にはすでに身長１３０ｃｍで体重は３０ｋｇもあったといいます。食事もトレーニングというのが両親の教えで、焼肉屋に行くとひとりで３０人前以上も食べていたといい「自分より食べる人間に会ったことがない」「ギャル曽根さんに絶対に勝てる」と番組出演のオファーを受けたといいます。

そんなウルフ選手は今回のチャレンジに特別な思いがあるそうで「真面目な柔道選手のイメージを、緩くして親しみやすくしたい」と、子供たちに硬派なイメージの柔道を親しみやすく感じてもらいたいと『チャレンジグルメ』にかける思いを明かしました。

ギャル曽根さんから「オリンピック選手で大食いもできる」といわれ「欠点がない」と自信満々に答えるウルフ選手。開始１０分でホルモンうどんをすべて食べきり、ギャル曽根さんを上回るほど。進行役であるトム・ブラウンの布川ひろきさんから「今、腹何分目？」と聞かれると「まだ腹が何も感じていないですね」と余裕の発言で食べ続けます。

そして開始２５分。ウルフ選手は約２．３キロを食べたところで、ごはんの中に埋まっていた“からあげ”を発見。さすがのウルフさんも「結構くるな」と苦しそうな表情を見せます。思わぬ揚げ物にペースダウンしてしまいますが、完食して注目されることで、日本柔道界を盛り上げたいという強い思いで、手を止めることなく食べ進めます。

「めっちゃ焦ってます」と語るギャル曽根さんがペースアップ。金メダリストと大食い女王のデッドヒートを続け、開始３８分たったところでウルフ選手が約１００グラムの差でリード。「ずっとおいしいです。おなかは何も感じないです」と余裕の発言でギャル曽根さんにプレッシャーをかけるウルフ選手。

しかし、ギャル曽根さんはラストスパートで追い上げ、開始４７分５２秒で完食。ウルフ選手は逃げ切ることはできず、ギャル曽根さんとの勝負には敗北しますが、約１分半遅れの４９分１４秒で完食し、チャレンジを成功させました。終了後ウルフ選手は「余裕ではないですけど、おなかは何も感じてない」と最後まで“ウルフ節”を貫きました。