朝夏まなと、W主演のミュージカルが開幕
14日に帝国劇場で開幕されたミュージカル『マイ・フェア・レディ』の初日前会見に、Wキャストで主演の朝夏まなとさん、神田沙也加さんが出席しました。
1963年に日本で初演され、3年ぶりに上演される『マイ・フェア・レディ』。朝夏さんと神田さん演じるロンドンの花売り娘・イライザが、言語学者のヒギンズ教授の教育で貴婦人へと生まれ変わる物語です。
12年ぶりに帝国劇場で開幕となった今回は、岩手をはじめ、静岡、愛知、大阪、福岡などで2022年1月28日まで上演予定。
前回に続き今回もイライザを演じる朝夏さんは「この作品は、帝国劇場が持っているクラシカルな雰囲気に本当にぴったりで、この劇場で上演できることもとても幸せですし、お客様にお届けできることが本当にうれしいので精一杯頑張っていきたいと思っております」と喜びのコメント。
朝夏さんと同じくイライザ役の神田さんは「まず最初に劇場入りしたときに、セットと客席のマッチングを見てとても感動しました。今回、かわいらしいアートもあって、お客さんにもそこらへんも見て帰っていただけたらなと思います」と笑顔を見せていました。
今回は、コロナ禍ということもあり、稽古中は出演者全員マスクを着用。朝夏さんは「おとといぐらいから、この舞台稽古やってるんですけど、マスクを取った皆さんのお顔を初めて拝見して、“こんな表情されてるんだ”とか、いろんな発見があったので、またこれからどんどん深まっていきそうだなって思っています。来年の1月まで完走することを最大の目標に、みんなが元気に過ごせたらいいなと思います」と意気込みを語りました。
一方の神田さんは「稽古の進み具合を朝夏さんと話し合ったり、私がちょっと(眠くなって)ウトウトしているところを(朝夏さんに)盗み撮られたりとかありながら、今回も楽しくやらせていただきました」と稽古中のエピソードを披露しました。
また、今年も残り約1か月半ということで、「今年の漢字を一文字で表すなら何?」と質問された朝夏さんは「一番最初に思いついたのが、“この1年何回PCR検査を受けたんだろう”って思って、唾液の“唾”です(笑)」と笑いを誘いながら回答。続けて「あと思いついたのが、みんなで協力して舞台をやったので協力の“協”です。出演者もスタッフのみなさんも公演をやりとげるためにいろいろ協力して、お客様も感染対策にご協力頂いて舞台を務めることができるんだなってすごく目の当たりにしました」と1年を振り返りました。
画像:朝夏まなとさんと神田沙也加さんがミュージカル『マイ・フェア・レディ』初日前会見に出席 写真提供/東宝演劇部