竹中直人「浅野いにおさんは漫画界の芥川龍之介」 作品への熱い思い語る
アフロのカツラをかぶる監督の竹中直人さん
映画化にあたり竹中さんは「(原作を)本屋さんでふと手にした。その瞬間にわーっと心に入り込んできた。読んだらもう絶対映画にしたい。その瞬間から一気に進んだという感じでした」との経緯を語り「浅野いにおさんは漫画界の芥川龍之介。ご本人に会ってシビれて映画化に突き進んだ。この映画ができるまで、いにおさんに向かって生きてきた感じ。浅野いにおという一人の観客に向かって作りました」と熱い思いを明かしました。
また主演の斎藤さんには、竹中さんから直接オファーしたといい「次は浅野いにおさんの零落を撮りたいと思っているんだよって言ったら、工が“大好きです”と言ったときの顔で、一気に進むっていう気持ちでした。斎藤工しか深澤は考えられなかった」と当時を振り返りました。