齊藤工 監督として “名前が独り歩きするのは失敗” 主演の窪田正孝は「ちょっと不思議な感じ」
俳優の斎藤工さん(40)が監督 (監督名は齊藤工) を務めた映画『スイート・マイホーム』(2023年公開)の主演を、俳優の窪田正孝さん(33)が務めることが発表されました。
映画は、2018年に『第13回小説現代長編新人賞』を受賞した女性作家・神津凛子さんのデビュー作が原作。冬が厳しい長野県を舞台に、窪田さん演じる清沢賢二は “まほうの家” と呼ばれる新居に引っ越した直後から奇妙な出来事が起こりだすという “家” を取り巻く恐怖が描かれた作品です。
監督を務める齊藤さんは「監督が “齊藤工” ということが独り歩きするような作品では僕は失敗だと思っています。国内はもちろんですが、齊藤工なんて存在や情報を知らない海外の厳しい映画ファンたちに突き刺さるような作品になって初めて、出演や関わって頂いた方たちへの唯一感謝の意になると思います。我々でしか生まれない化学反応、そういった意味合い、必然性のある強度をもった作品に創り上げたいなと思っています」と意気込みを明かしました。
今回、俳優ではなく監督としての齊藤さんとのタッグに窪田さんは「ちょっと不思議な感じはありますね。ドラマでも相方役をやらせてもらって、工さんといると安心感があります。でも俳優部から監督に変わった時に、ポジションが変わるだけで、映像を通して表現者に見てもらうというまた違う感覚があるのが新鮮です」と話しました。