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志尊淳 映画初監督「こんなに大変な作業なんだな…」主演は先輩・板谷由夏

2022年2月19日 22:20
志尊淳 映画初監督「こんなに大変な作業なんだな…」主演は先輩・板谷由夏
『MIRRORLIAR FILMS Season2』 公開中 配給:イオンエンターテイメント (C)2021 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

俳優の山田孝之さんらがプロデューサーを務めた短編映画プロジェクトの第2弾『MIRRORLIAR FILMS Season2』。その公開初日舞台挨拶が18日に行われ、監督を務めた志尊淳さん(26)らが登場しました。

『MIRRORLIAR FILMS』は俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど総勢36人が監督した短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公開するプロジェクト。第2弾となる今回は、志尊さんのほか、柴咲コウさんなど9人がメガホンをとりました。

志尊さんが初めて監督を務めた作品は『愛を、撒き散らせ』。無縁社会に生きながらも“つながり”を求めてもがく人々の物語です。

初めて監督をすることになった時の心境を聞かれると「今回企画をいただいて、何を描きたいかっていう明確なものがあるわけでもなかったんですけど、自分がやりたいことをやろうと思ってやってみたんですが、こんなに大変な作業なんだなって。僕らは脚本をもらった時点から関わるので、これだけものづくりっていうのは、いろいろな人の労力があって作られているんだなっていうのを感じられるきっかけになりました」と苦労を明かしました。

そんな作品作りで意識したことについて「先入観だったりとか偏った意見っていうものを作品に投影したくなかったんですね。すごく全体的にフラットに見てほしいっていうのがあって、なんか余計な作為的なものをなるべくなくして、どれだけ見せられるかっていうところを意識して作りました」とコメント。

また、主人公を演じたのは先輩俳優、板谷由夏さん。その板谷さんに演出することについて「言えなかったです(笑)でもそれは重々分かっていて、自分が俳優っていう立場だからこそ、その俳優の立場で考えると言われるといやなことももちろんある中で、言葉を選びながらになるんだろうなと。僕は板谷さんが女優さんとしても人間としても大好きで、この脚本を読んでどう調理していただいてもいいという、すごく信頼があったので、もう板谷さんに演出っていうのはほとんどしていないです。板谷さんが演じてくださったありのままを切り取れればなという思いでやりました」と語りました。

■志尊「俳優をやりながらではなく一回、監督としての時間で向き合ってみたい」監督業への興味語る

初監督作を通して、苦労や発見があったと語る志尊さん。今後、監督をやってみたいかという質問に「15分の作品で1年以上かけてやったんですよ。ちょっと作っている最中にいろいろあったりして止まっちゃったりしたんですけど。これだけ時間かかって、俳優の仕事をやりながらやるとなると、本当に労力がかかるので、『やりたいです!』とは簡単に言えない自分はいますが、すごく興味がありますし、やらせていただける機会があるんだったら、本当に俳優やりながらではなく一回、監督としての時間で向き合ってみたいなとも思います」と監督業への意欲を口にしました。