プロ野球・日本ハムの新庄剛志監督は15日、巨人・原辰徳監督と二人で“原タワー”で話した内容を明かしました。

「僕がちっちゃい頃から見ていた(原監督の)横で話をしているのが不思議だと。今誰の横に座っているんだろうっていう気持ちにはなりました」と感慨深く振り返り、「君の好きにやりなさい。僕がサポートするから」と、原監督からサポートを約束する言葉があったことを明かし、「原監督も『プロ野球自体を盛り上げたい』とそういう言葉をくれている。心強いです」と感謝の気持ちを見せました。

この日の試合途中の8回、3塁コーチャーとしてグラウンドに立ったことについては「たくさんのファンの方たちが見に来てくれているので」とチームスローガン“ファンは宝物”の通り、BIGBOSS流の観戦した4000人へのファンサービスだったとのことです。

試合は日本ハムが15安打8得点の猛攻で巨人に快勝しましたが、ベンチの新庄監督は頭を抱える仕草が何度も見られました。

「『初球のストライクをヒットにしたら次スタメンでたくさん使うよ』ってみんなに(言って)試合に臨ませたら打ち過ぎて。誰を使ったらいいかわからないようになって。あんま打つなよっていう喜びでした」と選手の積極的な姿勢と結果にうれしい悩みが理由だったといいます。

選手たちに確実にBIGBOSS流の野球が浸透しているようで「勝ち負けよりもそのハツラツとね。守備に行くにしても元気よく行く。その流れが(試合にもつながって)初球の甘いストライクを打てる事になるんです。おもしろいですよ、野球っていうのは。そういうつながりをキャンプの最初からずっとやってきてたので」とキャンプの成果に手応えを感じている様子。

最後に「楽しかったです」と率直な感想を語り、締めくくりました。