北村匠海、もしかしたら “北村鯉太郎” になっていた 名前の由来明かす
俳優の阿部寛さん、北村匠海さん、薬師丸ひろ子さんらが17日、東京・港区で行われた映画『とんび』完成披露舞台挨拶に登場しました。
作品は、重松清さんによる不朽の名作小説『とんび』を初めて映画化したもの。阿部さん演じる大胆で豪快ながらも愛すべき父親のヤスと、北村さん演じるヤスの息子・アキラとの家族の絆を描く物語です。
主演の阿部さんは「去年、岡山県というすごく人が温かい場所で、みんなで全力を尽くして挑んで撮影をやってました。親子の話ですが、街ぐるみで1人の子供を育てる大きな家族の話でもあるので、ぜひ楽しんでほしいです」と挨拶しました。
実は映画化の企画があがった時に阿部さん自ら、監督の瀬々敬久さん(『楽園』『64-ロクヨン- 前編/後編』など手がける)に“お願いしたい”とラブコールを送ったそうで、「とんびという作品は、過去に映像化が何本かされています。僕も出演させていただくか悩んだのですが、瀬々さんだったらぜひやらせていただきたいと思いました。(これまでの作品と)違う切り口から描いてくださると思い、また久々にご一緒したいと思い、ラブコールさせていただきました」と語りました。
それに対し、瀬々監督は「ラブはなかったと思うんですけど(笑)阿部さんとは2000年の頃から一緒に仕事をしているのですが、また一緒にできてうれしいです」と、少し照れた表情で喜びを口にしました。
さらに、印象に残ったシーンについて聞かれた阿部さんは、「息子のアキラ(北村匠海さん)に反抗期に反抗されるシーンがあるんですけど、本当に現場で1日中悲しくて…なんかつらくて、匠海くんに怒られているようなそんな気持ち、こういう気持ちになるんだなって…」とつらかった思い出を明かしました。
■北村匠海「父が釣り好きっていうので“海”がつきました」
そして、映画の物語にちなみ、キャスト陣の家族との思い出がつまった写真をスクリーンに投影しながら、当時のことを振り返るトークが展開されると北村さんは、幼少期に父親と釣りに行った時の写真を披露しました。
「父の趣味が釣りだったので、家族で釣りに行くことがすごくあった。僕の名前の“匠海”も、海がついているんですけど、父が釣り好きっていうので、“海”がつきました。でも一説によると“匠海”っていう名前か“鯉太郎”っていう名前で迷っていたらしくて、僕は一応仲いい人には“鯉太郎”って呼ばれていたりするんですけど…」と名前の由来について明かしました。