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“出会ってしまった感がやばい” 猪突猛進ガールズバンド・ちゃくら【バイラルアーティスト】

2023年7月16日 21:45
“出会ってしまった感がやばい” 猪突猛進ガールズバンド・ちゃくら【バイラルアーティスト】
取材に応じた、ちゃくら(左から)まおさん・ワキタルルさん・サクラさん・葉弥さん
今回のバイラルアーティストは、はかない歌詞と透き通る声が印象的な新人ガールズバンド・ちゃくら。バンド名の由来、メンバーそれぞれについているキャッチコピーの意味、バンドとして初のミュージックビデオとなった楽曲『海月』の制作秘話、そして今後の目標などを伺いました。
『バイラル』とは”感染的に”という意味があり“口コミで広がっていく様子”を表したもの。SNSなどによって拡散され、多くの人に聴かれているアーティストや今まさに火がつき出し、音楽シーンをにぎわせそうなミュージシャンをフィーチャーしていく日テレNEWS音楽部発『バイラルアーティスト』。

〈#4 ちゃくら〉

ちゃくらは、2022年6月に結成した4人組・ガールズバンド。5月には、初の自主企画ライブをソールドアウトさせるなど、現在は都内のライブハウスを中心に活動。7月12日にはグループ初となるEP『深夜料金、二割増』をリリースしています。

ちゃくらは、ボーカル&ギター・サクラさん(19)、ベース&コーラス・ワキタルルさん(20)、ギター・まおさん(20)、ドラム&キーボード・葉弥さん(19)の4人からなるガールズバンド。ワキタルルさんが同じ専門学校に通っていた3人を誘い、バンドを結成しました。

■ちゃくら、“一人ひとりに個性がある”

4人は、“個性がわかるようにした方が親しみやすい”という思いから、『虚言癖のサクラ』、『陽気なメンヘラのワキタルル』、『不幸だけど良い奴、まお』、『箱入り娘の葉弥』とそれぞれにキャッチコピーをつけているといいます。

――サクラさんの“虚言癖”について

ワキタルル:本当にうそしかつかないんですよ。例えばライブ会場で、ちゃくらを好きで見に来てくださった方が、“大きいフェスに出てほしい。将来出てよ!”って言ってくれた時に、(サクラが)“いや、明日出るんだよね”とか、急に言ったりするんですよ。そういうことをするから、“虚言癖のサクラ”です。

――ワキタルルさんの“陽気なメンヘラ”について

ワキタルル:歌詞を考えている時とかに、ネガティブになって「ルルの歌なんて…。作る歌詞なんて」って思うんですけど、メンバーのみんなが“でも、この歌詞すごく好きなんだよね”って言ったら、「確かにそうだよね、いい曲だよね」ってなる。上がり下がりが激しいんですよね。

――まおさんの“不幸だけどいい奴”について

ワキタルル:大阪の遠征の2日前くらいに駅の階段で人とぶつかっちゃって、転んで、足を捻挫したり、財布をなくしたり、自転車盗まれたり、本当にふびんなことしかなくて。でも、すごく優しくていい人なんです。

――葉弥さんの“箱入り娘”について

ワキタルル:すごくお上品な性格で、趣味がフィギュアスケートを見ることだったり、クラシックとか好きで。葉弥の家族もお上品だから、“箱入り娘の葉弥ちゃん”ってつけました。

――なぜ、キャッチコピーをつけようと思ったのですか?

ワキタルル:一人ひとりにキャラがあって、性格がわかるようにした方が親しみやすいかなと思ってつけました。

■ちゃくらのこれを聞け! はかない歌詞と透明感ある声『海月』

――『海月』はどんな楽曲ですか?

ワキタルル:好きな人と一緒に海月(くらげ)がきれいな水族館に行った時に、「海月の曲、作りなよ」って言われて、帰りに「海月の曲かぁ」って思って。それが好きな人に(対して)何も考えていない私が、流されているのと似ているなと思って作った曲です。

――『海月』の注目ポイントを教えてください。

サクラ:声質を大事にしていて。はかない歌詞に合うような、きれいな消えちゃう声を大事にしていて、歌詞と一緒に私の歌声も聴いていただけたらうれしいです。

――この曲はリスナーから、“またステキなものに出会ってしまった”、“言葉の言い回しが好きすぎる”などコメントがよせられていますが、どのように感じていますか?

ワキタルル:信じられないです。“本当に?”って思いました。

まお:(リスナーからのコメントが)活力というか、支えられているなって思います。

■4人が目指す、今後の展望「音源よりライブがいいバンドに」

――今後の目標を教えてください。

まお:野外で、ちゃくらの(グッズの)赤いタオルを見たいです。

葉弥:今のちゃくらのまま大きくなりたい。等身大のちゃくらをもっとたくさんの人に届けられたらいいなと思います。

ワキタルル:自分たちの曲は感情が入るように気をつけて曲を作っているからこそ、ファンの方にも自分の感情がむき出しになるくらい、感情移入してもらえるような一体感のあるライブができるようになりたいです。

サクラ:音源よりライブがいいバンドにはなりたくて。大きい夏の野外フェスに出たくて、夏の野外の大きいフェスってすごい方たちしか出られなくて。でも、そこの人たちと勝負したいです。