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「生涯、笑点に出ない」宣言の立川志らくが『笑点』初出演 決断したウラ側に円楽の “あんパン”

2022年5月5日 20:49
「生涯、笑点に出ない」宣言の立川志らくが『笑点』初出演 決断したウラ側に円楽の “あんパン”
師匠・立川談志さんから引き継いだ自宅でインタビュー
落語家の立川志らくさん(58)が日本テレビの演芸番組『笑点』に初めて出演することが5日、発表されました。これまで著書やYouTubeなどで『笑点』に対して批判的なコメントをしていた志らくさんがこの番組に出演するのは、35年以上の落語家人生の中で初めてのことです。

志らくさんの師匠・落語家の立川談志さんは1966年に放送を開始した『笑点』の初代司会者。今年5月で放送満56年を迎えるこの長寿番組の大喜利に、談志さんの直弟子が出演するのは初めて。志らくさんは、脳梗塞のため現在リハビリ中の三遊亭円楽さん(72)の代演として、大喜利に参加します。

志らくさんは自身の著書『全身落語家読本』(2000年)や自身のYouTubeなどで『笑点』批判を繰り広げてきました。“落語イコール笑点” というイメージが嫌で「生涯、笑点に出ない」宣言までしていたのに、なぜ今回出演を決断したのでしょうか。談志さんから引き継いだ自宅でインタビューしました。

■「大喜利をやるのが落語家だと思われるのは嫌だった」

――今回の初出演を決断するまでの経緯は?

まさか自分のところに(笑点出演の)オファーが来るとは夢にも思っていなかったのでビックリしました。オファーを受けるべきか丁重にお断りすべきか相当悩みました。若い頃自分の書いた本(全身落語家読本)の中で、笑点のことを大批判した。落語イコール笑点というイメージが私の中では嫌で、落語を語ってこその落語家だと思っていたんで、大喜利をやるのが落語家だと思われるのは嫌だなと。だから批判をしていました、ずっと。「いつになったら笑点に出られるんですか?」と言われるのが嫌だったので、あの頃、若かったんでしょうね。

――大喜利メンバーとのエピソードは?

本を出してしばらく経(た)って、笑点のメンバーとたまたま新幹線が一緒になっちゃった。みんな大人だから口には出さないけど「あっ! 俺たちの悪口を言った志らくがいる」って。席が笑点のメンバー、あとスタッフ。誰も口をきいてくれない。そしたら円楽師匠が「俺きょう、おいしいあんパン買ってきたんだ」ってみんなに配り始めた。私がぼんやりしていたら「志らく、お前も食うかい?」ってくれたんですよ。その時に涙が出るほどうれしくて、なんて心の広い人なんだろう。心の中で笑点の悪口言ってすみませんって、ずっとそんな円楽師匠に対する感謝の気持ちがあるんで、円楽師匠がこういう状況ならば(笑点出演の)オファーを受けるべきだと思って出ることにしました。

志らくさんが登場する笑点は、放送開始記念日の5月15日放送の予定です。