浅野忠信「救いはハリソン・フォードさんだった」 ゴールデングローブ賞授賞式に参加するまでの葛藤
浅野さんは『SHOGUN 将軍』で、主人公・吉井虎永の家臣である樫木藪重を演じ、現地時間5日に行われたゴールデングローブ賞で日本人初の助演男優賞を受賞しました。
浅野さんは会見で「ゴールデングローブ賞の前に、エミー賞の授賞式に参加させていただいて、あのときも自分は(賞を)とりたいと思っていましたし、とれなかったときにものすごく悔しかったんですね。あの後ずっとふてくされていたんですね。もうありえないくらいふてくされて、毎日文句を言っていて“クッソー”ってなっていたのが、本当の僕なんです」と悔しさを回顧。
さらに「ゴールデングローブ賞のほうも、行く寸前までもめていたんですね。それぐらい自分は取り乱していた」と当時の心境を明かしました。
■浅野忠信「救いはハリソン・フォードさんだった」
それでも授賞式に参加したことについて「救いはハリソン・フォードさんだったんですよね。僕が子どもの頃に『インディ・ジョーンズ』見たり『スター・ウォーズ』見たり、ハリソン・フォードさん世代ですから」と、助演男優賞にノミネートされていたハリソン・フォードさんについてふれ、「ハリソンさんと同じところに自分の名前がある、これだけでいいんだと、ハリソンさんが(賞を)とってくれさえすれば、きっと僕のことも誰かが注目してくれるだろうと思っていたら、まさかの僕の名前が出たんですよね」と驚きを振り返りました。
そして「あのときに“えっ!”って思ったのと同時に“すみません、ハリソンさん”って思ったんですよね。でもそんなこと言っちゃいけないから(笑)。そういう意味では会場に素晴らしいスターの方たちがいたから、まずはみなさんの顔を見て“すごい、この人たちじゃなくて僕の名前が出たんだ”っていうのが感動しましたね」と心境を語りました。