【ディズニー】キャラクター制作のワークショップ 中学生が考える“自分を勇気づける”キャラクターとは
■次世代を担うストーリーテラーの支援・育成が目的
次世代を担うストーリーテラーの支援・育成を目的にディズニーがグローバルで展開しているプロジェクト『ディズニー・フューチャー・ストーリーテラーズ』の一環として行われたワークショップには、福島と茨城の中学校5校から31人が参加しました。
生徒たちは、7月にオンラインで、ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』の『ヨロコビ』など、ディズニーのキャラクターを例に、キャラクターの持つパーソナリティーなどの基礎を学び、“誰かを前向きにするキャラクターを作ろう!”をテーマに、オリジナルキャラクターを制作しました。
ウォルト・ディズニー・ジャパンの担当者は「ディズニーでは、将来を担う若者たちが夢を描いて、なりたい自分になるために、スキルを身につけて、想像していた通りの自分になるというのを応援しています。このワークショップを通じて、夢を持つ大切さとか自分の持つ可能性とか、そういったことを見つけてもらえればなと思って開催しています」と語りました。
この日は、ワークショップの最終日。各チームが制作したキャラクターやストーリーの発表が行われました。SNSでの会話だけでなく、面と向かって会話することが大切だと考え、話すことが苦手な人を勇気づけるキャラクターを生み出したチームや、生成AIを用いてキャラクターを生み出したチームなど、全5チームがプレゼンテーションを行いました。
■“自分を勇気づける”キャラクターとは
福島県内の中学校のチーム『新しい二中のリーダーズ』は、「みなさんは、今までに勇気を出せず、一歩を踏み出せなかったという経験はありますか? 私たちが今回のワークショップを通して、前向きにしたいと思ったのは、自分自身です」と、何事にも勇気を踏み出せない自分を勇気づけるキャラクターを発表しました。受験に対して不安を抱える自分、部活動の試合で緊張し萎縮してしまう自分、人間関係に思い悩み一人で抱え込んでしまっている自分が、勇気を出して一歩踏み出せるようになれたらいいなという願いが込められているといいます。
制作したのは、おとなしく内気な性格で、周囲から孤立してしまい友達ができないレナと、レナの親友であるペガサスのぬいぐるみ・ソラ、レナと友達になるアヤネです。レナは成長するにつれ、ソラから離れていき、アヤネと仲を深める様子が描かれています。
生徒は「このキャラクターやストーリーから、つらいことがあっても応援してくれる人がいる、一人じゃないよということを伝えたいです。また、失敗を恐れずに勇気を出して一歩踏み出してほしい、自分に自信を持ってほしいということを伝えたいです」とスピーチしました。
■ウォルト・ディズニー・ジャパンの社員からフィードバックも
発表後、ウォルト・ディズニー・ジャパンの社員から、フィードバックが行われました。フィードバックを行った社員は「本当に感動するストーリーで、素晴らしい」とコメントしました。
さらに、7月に行われたオンラインのワークショップから『新しい二中のリーダーズ』を担当した、ディズニー・クリエイティブ・ワークショップのアドバイザーは「みなさんのストーリーを聞いていて、一番よかったなと思うのが、自分。自分というものを題材にして、自分がもっとこうなったらうれしいというところを、みんな一人ひとりの自分が出てきて、それがキャラクターの中に生まれてきたのではないかなと思っています。感動しました」と締めくくりました。
発表後、中学3年生の生徒は「どの仕事になったとしても、自分の意見を言う機会とか話をまとめたりする機会はあると思う。就職よりも進学が先にあるので、入学して友達をつくる時とかに、今回つくったストーリーをもとに実践してしてみたり、話し合いをする時に今回学んだことを生かしていきたいと思います」と意気込みました。