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ちばてつや 86歳 戦争について語る「加害者も被害者も全部“犠牲者”に」 東京大空襲から80年

2025年3月10日 21:05
ちばてつや 86歳 戦争について語る「加害者も被害者も全部“犠牲者”に」 東京大空襲から80年
『時忘れじの集い』に出席したちばてつやさん
漫画家のちばてつやさん(86)が9日、東京・上野公園で行われた『時忘れじの集い』に出席。戦争についての思いを強く語りました。

初代・林家三平さんの妻でエッセイストの海老名香葉子さん(91)が主催する『時忘れじの集い』。1945年3月10日、約300の米軍機の爆撃により一般市民など約10万人の命が奪われ、100万人以上が被害を受けた東京大空襲の犠牲者を追悼する式典です。

式典では「今、戦後80年。日本は戦争が終わって80年たちますけども、その間ずっと世界中では戦争していますね」と話したちばさん。

さらに「東京大空襲80年前の3月9日は、たった一晩でたった2時間の間に10万人お亡くなりになりました」と明かし、「こんなことは二度とやってはいけない。戦争っていうのは加害者も被害者もない。戦争を起こしてしまうと加害者も被害者も全部“犠牲者”になってしまう」と歴史を振り返りました。

最後に、戦争を経験していない若者たちへ「絶対に戦争はやっちゃいけないねっていうことを、みんなに伝えていかなくてはいけないと思います。みなさんもどうぞ、若い人たちに戦争の悲惨さを伝えてください」とメッセージを送りました。

最終更新日:2025年3月10日 21:05