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結成20周年 コミックバンド・四星球 目標は「コイツらは色んなところで見るなあ」

2022年12月28日 22:20
結成20周年 コミックバンド・四星球 目標は「コイツらは色んなところで見るなあ」
四星球(左から)U太さん、北島康雄さん、まさやんさん、モリスさん
2022年に結成20周年を迎えた、4人組コミックバンド・四星球(すーしんちゅう)にインタビュー。20年間のバンド活動を振り返ってもらいながら、今後の目標を伺いました。

徳島県在住の四星球は、シンガー・北島康雄さん(39)、ベース・U太さん(39)、ギター・まさやんさん(37)、ドラム・モリスさん(38)からなる4人組バンド。2002年に康雄さんとU太さんを中心に、鳴門教育大学の音楽サークルで結成。2009年から現在のメンバーとなっています。結成15周年を迎えた2017年に、アルバム『メジャーデビューというボケ』でメジャーデビューを果たしました。法被にブリーフという斬新なスタイルがトレードマークで、ダンボールで製作した小道具をライブで使用するなど、独自のパフォーマンスを行っています。

――20年間のバンド活動を振り返っていかがですか?

まさやん:感覚としては“もう20年か”っていう方が強いかなという感じですかね。昔から、つながりのあるバンドさんと話をしていて、“昔、あんなことあったよね”みたいなことを思い出していくと、いろんな出来事があったので。それなりに空っぽの薄い20年ではなかったんだなと思います。“もう20年たってんのか”っていう方が強いかもしれないですね。

――20年は体感的に長かったですか? それとも短かったですか?

康雄:その時々で違うというか。先輩バンドと対バンさせてもらうときの感覚と、自分たちより若い世代の人と対バンさせてもらうときの感覚とかで、そこのとらえ方がだいぶ違ってくるというか。先輩とかだと30年、35年とやられている方が、いっぱいいらっしゃるので、そういう時は“僕らまだまだなやな”くらいの感覚になるんですけど。20代の方と対バンさせてもらう時は、“あぁ、やってきたな”っていうような。だから、そういうことも経験できている20周年だと思いますね。

――20周年イヤーにあたる2022年の活動を振り返って、いかがですか?

モリス:20周年ということで、ライブはとにかく多くやらせていただいて、いろんな各地に飛び回っている状況で、20周年にふさわしく、(疲労で)体がバキバキですね、常に。(笑)マッサージしても、いつも体がバキバキですね。でも、それだけ、いろんなところに行けて、いろんな方が待っているのを実感できた20周年のイヤーだったなという。楽しくやらせてもらっています。

――10月に地元・徳島で開催された四星球主催フェスを振り返って、どんなライブでしたか?

U太:普段徳島になかなか来られないアーティストさんが来てくれたっていうのは1番大きいです。ずっと徳島に住んでやってきたのもあるので、徳島の人たちにもやっぱり楽しんでもらえないと意味ないというのが、大前提にあって。演者の皆さんからは、次の日連絡しても『まだ、ちょっと余韻だよ』みたいに言ってくれる人たちがいっぱいいたので、みんな楽しんでくれたらそれでよかったなっていうのはありました。

――先輩から後輩まで幅広く出演している印象ですが、出演者はどのように選ばれたんですか?

U太:例えばですけど、“Dragon Ashとこのバンドが一緒にこのポスターに並ぶんかい”みたいな、昔からつながりのあるバンドとかも来てもらえたので、それは僕ららしいブッキングだったのかなと思いますね。

■目標は"コイツらは色んなところで見るなあ"という状況を作ること

――今後バンド活動を続けていくなかで、やってみたいことや目標は何ですか?

U太:ちょっと先の“あっ、これやりたい。じゃあこれやってみよう。これできた”の積み重ねやなとは思っているので、目標としてはバンド出来てたらいいんじゃないですかね。

まさやん:ライブの演出でワイヤでつられたい。多分、僕10年くらい前から言ってんちゃうかなと思って。1回、もしかしたらできるかもみたいなタイミングがあったんすけど、建物が老朽化していてちょっと危ないということで、1回無しになって。空中でギターを弾くというのをやってみたいですね。すみません、何かバンド全体の事じゃなくて。

康雄:いろんな方に独自の活動をしてきてるっていうのを褒めていただく事が多いので、そこは大事にやっていきたいなと思いますね。最近だと、芸人さんがやってらっしゃる劇場にも出させてもらうようにもなりましたし、ラジオもやらせてもらったり、テレビもやらせてもらっていろんなことやっているんですけど、『コイツらは色んなところで見るなぁ』みたいな活動をいろんな事やれたら面白くなるんじゃないかなと思って。いざライブやるってなったら“この人たちはどこで僕たちを知ったんだろう”っていうような状況が広がれば、めっちゃ面白いライブが出来るんじゃないかなって。たとえばビジュアル系が好きなお客さんもいれば、元々劇場通っていましたって人もいれば、キッズもいて、ご年配の方もいてみたいなフロアが最後できたらいいなっていうのはずっと思っていますね。

モリス:こうやって20周年でライブして、日テレさんに取材してもらって大変ありがたいんですけど、これ1発で終わることなく、また何度も日テレさんに取材していただけるような活躍ができたらなと思います。