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宮沢氷魚 最優秀助演男優賞に輝く「鈴木亮平さんという素晴らしい俳優がいたから」

2023年3月13日 22:20
宮沢氷魚 最優秀助演男優賞に輝く「鈴木亮平さんという素晴らしい俳優がいたから」
『第16回アジア・フィルム・アワード』で最優秀助演男優賞を受賞した宮沢氷魚さん
アジア全域版のアカデミー賞『第16回アジア・フィルム・アワード』の授賞式が12日、香港故宮文化博物館で開催。俳優の宮沢氷魚さん(28)が映画『エゴイスト』での演技が高く評価され、最優秀助演男優賞に選出されました。

2007年から始まったアジア映画を対象としたアジア全域版アカデミー賞『第16回アジア・フィルム・アワード』。授賞式は新型コロナウイルスの流行によりオンライン開催が続いていましたが、4年ぶりに香港で開催されました。

宮沢さんは映画『エゴイスト』で最優秀助演男優賞に選出。授賞式後には英語でのスピーチを披露しました。(以下、和訳)「皆さん、こんばんは。このような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に思っています。スピーチは全部考えていたのですが、忘れてしまいました。(用意した紙が)ポケットの中にあるのですが、出すのはやめておきます。最初に、このような素晴らしい才能を持つ皆さまの前に立つことができて、これ以上ないほど幸せです」と喜びをかみ締め「この映画は、映画だけでなく、新しい人生の形、人の捉え方、接し方など、様々な扉を開いてくれると信じています。誰もが幸せに、快適に暮らせる日。この映画は、まだ世界中を旅し始めたばかりです。そして、この映画には、私たちの想像を超えて、人々に働きかけるチャンスと力があると信じています。また、ここに戻ってくるのを楽しみにしています。ありがとうございました」とスピーチを締めました。
また授賞式後には「ほんとにほんとに光栄ですし、これは僕一人で取れた賞ではなくて、鈴木亮平さんという素晴らしい主演の俳優がいたからこそ、サポートして、この賞をいただくことができました。チーム『エゴイスト』で取れた賞だと思っております。(『エゴイスト』は)日本だけでなくて世界中に羽ばたいていく作品だと信じております」と共演者や制作陣への感謝を言葉にしました。

そのほか12日の授賞式では、映画『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)が、最優秀作品賞、編集賞(山崎梓さん)、音楽賞(石橋英子さん)をトリプル受賞。俳優の阿部寛さんは、アジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える『Excellence in Asian Cinema Award』を受賞しました。さらに是枝裕和監督が、韓国作品『ベイビー・ブローカー』で最優秀監督賞を受賞するなど、日本映画勢が多数表彰される授賞式となりました。
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