鈴木亮平、監督に『これじゃやれない』 ゲイの主人公を演じるまでの葛藤を明かす
ゲイの主人公を演じることについて鈴木さんは「お話をいただき、原作にすごく感動し、ぜひやらせていただきたいと周りを説得し、演じさせていただくことになった」と経緯を語り、「届いた台本を見て、監督に“これじゃやれない”と電話をしたこともあった」と告白。その際、松永大司監督から「僕を信じてくれ。僕が作るのは、この脚本から役者がリハーサルをして、演じているのを観て、どんどん生き生きとしたものにしていくんだと。僕の作品は台本だけでは伝わらないんだ」と説得されたと明かし、「皆さんの表情を見ていると、本当にあの時、監督を信じて良かったなと思います」と監督に感謝を述べました。
映画の公開初日となる10日には、観客として劇場に足を運んだという鈴木さん。「この映画には答えがないと思う。観ていただいた方がこれを愛と思うか、エゴと思うか、依存しあっているだけの関係だと思うのか。本当に人それぞれだと思います。もしかしたら、これからの人生のどの瞬間に観るのかということによっても、捉え方が全然違う映画なんじゃないかなと思います。分かりやすいものを提示するのではなく、いろんなものを提示しているこの映画を誇りに思っております」と力強く語りました。