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鈴木亮平、監督に『これじゃやれない』 ゲイの主人公を演じるまでの葛藤を明かす

2023年2月11日 22:35
鈴木亮平、監督に『これじゃやれない』 ゲイの主人公を演じるまでの葛藤を明かす
俳優の鈴木亮平さん © 2023 ⾼⼭真・⼩学館/「エゴイスト」製作委員会
俳優の鈴木亮平さん(39)が11日、主演映画『エゴイスト』(R15+)の公開記念舞台挨拶に、共演の宮沢氷魚さん(28)たちと一緒に登壇しました。

映画は、鈴木さん演じるゲイであることを隠しながら育ったファッション誌編集者と、宮沢さん演じる母親を支えながら暮らすパーソナルトレーナーがひかれ合っていくヒューマンドラマです。

ゲイの主人公を演じることについて鈴木さんは「お話をいただき、原作にすごく感動し、ぜひやらせていただきたいと周りを説得し、演じさせていただくことになった」と経緯を語り、「届いた台本を見て、監督に“これじゃやれない”と電話をしたこともあった」と告白。その際、松永大司監督から「僕を信じてくれ。僕が作るのは、この脚本から役者がリハーサルをして、演じているのを観て、どんどん生き生きとしたものにしていくんだと。僕の作品は台本だけでは伝わらないんだ」と説得されたと明かし、「皆さんの表情を見ていると、本当にあの時、監督を信じて良かったなと思います」と監督に感謝を述べました。

映画の公開初日となる10日には、観客として劇場に足を運んだという鈴木さん。「この映画には答えがないと思う。観ていただいた方がこれを愛と思うか、エゴと思うか、依存しあっているだけの関係だと思うのか。本当に人それぞれだと思います。もしかしたら、これからの人生のどの瞬間に観るのかということによっても、捉え方が全然違う映画なんじゃないかなと思います。分かりやすいものを提示するのではなく、いろんなものを提示しているこの映画を誇りに思っております」と力強く語りました。