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石原さとみ「自分にはもっとできることがあるんじゃないかな」 俳優として葛藤していた過去を告白

2024年4月24日 22:33
石原さとみ「自分にはもっとできることがあるんじゃないかな」 俳優として葛藤していた過去を告白
舞台挨拶に登場した石原さとみさん
俳優の石原さとみさん(37)が24日、主演映画『ミッシング』の舞台挨拶に登場。俳優として葛藤していた過去を振り返りました。

映画は、娘が失踪し、出口のない暗闇に突き落とされた家族が、どうにもできない現実との間でもがき苦しみながらも、その中で光を見つけていく物語。石原さんは失踪した娘の母親を演じます。

映画のメガホンをとったのは、『空白』(2021年)などで知られる𠮷田恵輔監督。“人間描写の鬼”とも呼ばれ、数々の映画賞を受賞してきた名監督です。

石原さんは、𠮷田監督の作品に出演するために、7年前に直談判しに行ったことを告白。当時の思いについて「(俳優として)変わりたいっていうのと、自分の伸びしろを信じたいっていうのをすごく感じていまして、自分にはもっとできることがあるんじゃないかなとか、私自身が知らないところに行ってみたいな。もっとお芝居が好きになりたいな、学びたいな、変わりたいな、今の自分を壊してほしいなとすごく思いまして」と、俳優として葛藤していた過去を振り返り「そこで出会ったのが𠮷田恵輔作品で、この人だったら私を変えてくれるはずだと、なぜか直感で思いまして。直接プライベートでお願いした方が伝わりやすいのかなと勝手に思って、自分で行動に移して今に至ります」と明かしました。

また、当時の状況について「お会いした瞬間、監督は酔っ払っていたんですが。『あなたの作品に出たいです。どんな役でもいいです』って言ったら『ちょっと石原さんはメジャーでイメージがわかないなぁ』っていうのと『都会のにおいがするなぁ』と言われて。『だからこそお願いしたいんです!』っていうのを言いまして、連絡先だけでもってお願いして交換させていただいて、3年間全く音沙汰がなかったんですが、3年後に(監督から)『脚本を書きました』と連絡をいただいて、マンガみたいに跳びはねるくらい喜びました」と笑顔で振り返りました。