土生瑞穂「仕事が全くなくなる不安もあった」 フリーとして活動を始めて救われた“ファンからの言葉”
■櫻坂46卒業から約7か月 自身初のミニアルバム発売
土生さんは、2015年にアイドルグループ・欅坂46の1期生オーディションに合格。アイドルとしてデビューし、女性誌の専属モデルを務めるなど活躍。2020年に欅坂46から櫻坂46に改名し、土生さんは去年11月25日に行われたZOZOマリンスタジアムでの『3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE』でグループを卒業しました。現在はフリーで、モデルや舞台出演などマルチに活動し、6月26日には自身初のミニアルバム『Reboot』をリリースしました。
■ミニアルバム『Reboot』に込めた思い
――今回リリースしたミニアルバム『Reboot』のコンセプトや特徴を教えてください。
今回のアルバムタイトルの『Reboot』は、再起動という意味があって、私が昨年の11月に卒業させていただいて、今年の1月からソロとして活動を始めて、そんな新しい道に進む思いだったりとか、心情を込めた作品にしたいと思って、このアルバムのタイトルをつけさせていただきました。
――今回収録される全曲の作詞を土生さん自身が担当されていますが、初めて作詞をしてみた感想や、苦労したところはありますか。
楽曲をいただく時にテーマをいただくんですよ。『Reboot』という楽曲だったら、“爽快感”だったり、“真新しさ”みたいなテーマをいただいたんですけど、そんなテーマをより伝えやすくするような言葉だったり、言葉遊びだったりとかを自分で考えたりするのがすごく大変で、特に今回は全6曲で、すごく短いスパンの中だったので、初めての経験っていうのもあって、すごく大変でしたね。
――7月からはライブツアーも予定されていますが、どんなライブにしたいのか、意気込みを教えてください。
まずはこのアルバムの世界観っていうのをお伝えしたいなっていうのと、初めて披露する楽曲だったりもあるので、あんまり深くはネタバレになっちゃうので話せないんですけど、そういった新しい一面みたいなものを知っていただきたいなって思います。
■フリーとしての活動を選んだ理由
――土生さんがグループ卒業後に、フリーとして活動することにした理由を教えてください。
いろんな選択肢があったと思うんですよね。だけど、今までは与えていただいたお仕事をいかに自分らしくやるかっていうのがすごく大事だったと思うんですけど、フリーっていう選択は、今まで与えられていたお仕事がなくなってしまうかもしれないって不安もあったし、お仕事がもしかしたら本当に全くなくなってしまうかもしれないっていう不安がすごく大きいけれど、それ以上に自分のもっとやりたいことだったりとか、いろんなお仕事をやらせていただけるきっかけっていうのも自分でつかみにいけるなっていう楽しさというか。
楽しみ、期待感っていうのはすごく大きくて。そっちの方が自分には合っているかなと思ったので、その選択をしたっていうのは一番大きいかもしれないです。でも、すごくそれ以上にたくさん大変なことが大きくて、やっぱりフリーになると、今まで裏で支えていただいた方への感謝とかは感じますね。
――やりたい事というのは、どのようなことを思い浮かべていましたか。
本当にいろんなことに挑戦したいなっていうのがすごく大きかったので。これだけしかやらないのではなくて、やっぱり30歳までの間っていうのはすごくいろんなことに挑戦して、自分を見つける機会にしたいなっていうのは思っていました。
――ソロになってから一番大きく変化したと思うことはどんなことですか?
メイクさんだったり、衣装さんだったりとかで、今まではご用意していただいたんですけど、ソロになってから“こういう感じでやりたい”っていうのを自分で考えてお送りするっていう。結構自分の考えを伝えるっていうのはすごく変化が大きいなって思います。
■一番大切している“ファン”の存在
――ソロ活動をしている中で一番楽しかったことはどんなことでしたか。
楽しかったことは、卒業してからすぐにファンのみなさんとのファンミーティングを開けたっていうのはすごく楽しかったですし、よかったなって思いました。
――ファンの方と卒業後に会われた中で、印象的だった言葉などあれば教えてください。
卒業する時にファンのみなさんが「また会いたいな」って言ってくださっていたので、そこに対してこの形でお応えできた。自分が“元気だよ!”って姿を、お見せできたことに対して「よかった」って言ってくださったのがすごくうれしかったですし、「これからもどんな姿も応援するね」って言ってくれる言葉にはすごく救われました。
――土生さんにとって、ファンのみなさんはどのような存在なのでしょうか。
一緒に喜んでくれたりとか、あとは心配してくれたりとか、一つ一つのシーンを本当に喜んでくれたりとか。それが本当に友達のようで、親友みたいな感じで、時にはお父さんとかお母さんみたいにアドバイスをくれたりとか、そんな近い、温かい存在だなっていうのはずっと前から思っていますね。
――ソロ活動後はファンミーティングなど、土生さんとファンの方が直接会う機会が増えている印象を受けますが。
やっぱり交流を大事にしたいなっていうのはすごく思うので、一緒に頑張っていたいっていうのは大きいので。何かでちょこちょこ顔を見合わせて話し合って、“今どんな感じ?”とか、そういうのを、私も見ると安心するし、ファンの方も喜んでくださるので、そういった交流の場っていうのは今までもそうでしたけど、これからも大事にしていきたいなと思いますね。
――最後に土生さんの今後の目標を教えてください。
とにかくいただいたお仕事を全力で自分らしくやっていって、私も楽しみたいですし、お仕事をくださったみなさんから「土生ちゃんでよかった」って言っていただけるような姿をお見せしたいですし、いろんなことに挑戦して、“新しい自分”に向けての1年っていうのを走っていきたいなと思います。