74歳 泉ピン子の“終活” 頑張った証しを「全部捨てちゃった」
朗読劇『すぐ死ぬんだから』トークイベントに登場した泉ピン子さん
父の葬式で見栄を張って後悔したそうで、棺について「100万の、龍を掘った棺にしたら、あの上に布かぶせるって知らなかったから。布かぶせるんだったら段ボールでもなんでも良かった」と歯に衣着せぬ発言を繰り広げました。
“終活”で、1番はじめに捨てたモノは“今まで受賞した賞状”だと明かした泉さん。「受賞した演技賞とか、菊田一夫(演劇)賞とか、全部捨てちゃった。橋田賞も捨てた。橋田(壽賀子)さんに言いました、捨てるよ、って。なぜかっていったら、うちの主人が、私が万が一死んだとき一番困るのは、私が頑張った証しのこれをどうしたらいいか。(主人が)かわいそうじゃない」と理由を明かしました。
さらに、今回初挑戦となる朗読劇が、女優人生の“集大成”だと話し「憧れだったんですよ。年とったら本当に朗読劇で辞めようと思った」と告白。続けて「こちらから会いに行くっていう気持ちで。私たち育てていただいたのは全国の方だから」と思いを明かしました。