三井住友銀行が「終活」支援サービス
三井住友銀行は、顧客の資産情報のほか、介護や葬儀についての希望などをデジタル化して保管する「終活」支援サービスを始めると発表しました。
三井住友銀行が来月から開始するのは、人生を総括する活動、いわゆる「終活」を支援するサービス「SMBCデジタルセーフティボックス」です。
人生の終わりに向けて希望を書き記す“エンディングノート”をデジタル化するもので、利用者は銀行の店頭で申し込み、預貯金や保険、保有株式などの情報のほか、自分がどんな介護や葬儀を望むかなど考えを登録します。銀行は、そのデータをセキュリティーの高い環境で保管し、必要なときにあらかじめ指定した人に伝える仕組みです。
三井住友銀行ライフシフトソリューション部・毛利智樹部長
「自分が持っている情報をどのように子供世代に伝えていったらいいのか、というお声が大変強くあったのがサービス開発への背景」
低金利で銀行をとりまく事業環境が厳しい中、SMBCグループは金融以外のサービスも強化し、収益拡大を図る狙いです。