三菱UFJ信託銀行 情報銀行サービス開始
三菱UFJ信託銀行が、金融機関としては初めて、個人のデータを企業に提供する「情報銀行」と呼ばれるサービスを始めました。
三菱UFJ信託銀行が1日から始めたのは、銀行が所有する個人情報を、同意を得た上で企業に提供する「情報銀行」と呼ばれるサービスです。
具体的には、銀行側がアプリを作り、そこに提供に同意した個人が行動履歴や趣味などの情報を登録します。企業側は、そのうち欲しい情報を選んで提供を受ける仕組みです。個人が特定されるデータは銀行が管理し、企業側には渡らないとしています。
企業側は提供を受けた情報をもとに、マーケティングや商品開発などにつなげられるということです。一方、データを提供した個人は、対価としてイベントへの参加や、割引クーポンなどを受け取ることができます。
情報銀行をめぐっては、他の金融機関も相次いで参入を表明するなど、個人データの活用をビジネスにつなげる動きが広がっています。