津久井やまゆり園建て替え利用者入所始まる
入所者19人が殺害される事件が起きた神奈川県相模原市の障害者施設、「津久井やまゆり園」の園舎が建て替え、1日、利用者の入所が始まりました。
今から5年前、「津久井やまゆり園」では、元職員の男に入所者19人が殺害され26人が重軽傷を負う事件が起きました。その後、入所者は横浜市内の施設などで暮らしていましたが、園舎が建て替えられ、1日午前11時頃、40人がバスに乗って到着しました。職員らは「おかえりなさい」と書かれた横断幕を持って入所者を出迎えました。
新たな園舎は防犯カメラを増設するなど、防犯対策を強化した上で定員を従来の4割ほどの66人と小規模化しています。
園長は、「事件のことを決して忘れることなく、利用者の気持ちに寄り添うことを大切にしていく」と話しました。