採火式 「やまゆり園」案撤回、市役所前に
神奈川県相模原市は、東京パラリンピックの聖火の採火式について、19人が殺害された障害者施設「津久井やまゆり園」で行う当初の計画を撤回していましたが、あらためて市役所前の広場で行うと発表しました。
相模原市は今年3月、共生社会を目指す理念に沿うとして、2016年に19人が殺害された障害者施設「津久井やまゆり園」で、東京パラリンピックの聖火の採火式を開催すると発表しました。しかし、一部の遺族らからの批判を受けて撤回していました。
採火式の会場をあらためて検討していた相模原市の本村市長は、28日午前、市役所の正面玄関前の広場を会場にすると発表しました。市内の障害者団体の意見などをふまえて、判断したということで、採火式は8月15日に行う予定です。