倉本聰 『北の国から』出演のいしだあゆみさん追悼「もう一度ゆっくり話したかった」
倉本聰さん
脚本家の倉本聰さん(90)が17日、日本テレビの電話取材に応じ、76歳で亡くなった歌手で俳優のいしだあゆみさんを追悼しました。
いしださんは、倉本さんが手がけたドラマ『北の国から』シリーズや『やすらぎの刻〜道』、映画『駅 STATION』などに出演。また、倉本さんの第一回監督作品『時計 Adieu l'Hiver』にも出演していました。
――訃報を聞いて今のお気持ちは?
脊椎が1本抜けたみたいですね。
――訃報はいつ知りましたか?
ついさっき聞いたところです。
――最後にいしださんと会ったのはいつごろですか?
2、3年前に『やすらぎの刻〜道』というやつで、現場でお会いしたのが最後じゃなかったかな。
――どのような方でしたか?
見事な女優さんでしたね。かけがえのないというか、新しいところも古いところも両方をきちんと演じ分けられる、非常にまじめな女優さんでしたよね。
――『北の国から』などの撮影中で思い出に残っていることはありますか?
テレビの撮影っていうのは役者を大事にするでしょ。特に『北の国から』はあの時、ものすごく寒いところで、野っ原の真ん中で真冬に撮ってましたので、1カット終わるとすぐにスタッフがみんなを火のそばにすぐに連れていくんですよね。それで温まらせるんです。ところが、あゆみちゃんだけはね、『私は今4キロの道を歩いてきたという役の設定だから、あったかいところに行っちゃったらその感じが出なくなるから、表にいます』と言って、寒い中でひとりで立ってましたね。
これがもう田中邦さん(田中邦衛さん)をはじめ、地井武男とか、他の役者たちにショックを与えて、それで他の人たちがピリっとしちゃったんですね。
――いしださんの俳優魂が本当に他の周りの俳優さんにも伝わった?
そうですよね。そういうことですね。
――いしださんにかけたい言葉は?
僕はもう90(歳)過ぎちゃって、僕のほうが当然先に逝くと思ってましたから、早すぎるよっていう。もう一度ゆっくり話したかったなあという感じですね。
いしださんは、倉本さんが手がけたドラマ『北の国から』シリーズや『やすらぎの刻〜道』、映画『駅 STATION』などに出演。また、倉本さんの第一回監督作品『時計 Adieu l'Hiver』にも出演していました。
――訃報を聞いて今のお気持ちは?
脊椎が1本抜けたみたいですね。
――訃報はいつ知りましたか?
ついさっき聞いたところです。
――最後にいしださんと会ったのはいつごろですか?
2、3年前に『やすらぎの刻〜道』というやつで、現場でお会いしたのが最後じゃなかったかな。
――どのような方でしたか?
見事な女優さんでしたね。かけがえのないというか、新しいところも古いところも両方をきちんと演じ分けられる、非常にまじめな女優さんでしたよね。
――『北の国から』などの撮影中で思い出に残っていることはありますか?
テレビの撮影っていうのは役者を大事にするでしょ。特に『北の国から』はあの時、ものすごく寒いところで、野っ原の真ん中で真冬に撮ってましたので、1カット終わるとすぐにスタッフがみんなを火のそばにすぐに連れていくんですよね。それで温まらせるんです。ところが、あゆみちゃんだけはね、『私は今4キロの道を歩いてきたという役の設定だから、あったかいところに行っちゃったらその感じが出なくなるから、表にいます』と言って、寒い中でひとりで立ってましたね。
これがもう田中邦さん(田中邦衛さん)をはじめ、地井武男とか、他の役者たちにショックを与えて、それで他の人たちがピリっとしちゃったんですね。
――いしださんの俳優魂が本当に他の周りの俳優さんにも伝わった?
そうですよね。そういうことですね。
――いしださんにかけたい言葉は?
僕はもう90(歳)過ぎちゃって、僕のほうが当然先に逝くと思ってましたから、早すぎるよっていう。もう一度ゆっくり話したかったなあという感じですね。
最終更新日:2025年3月18日 6:35