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いしだあゆみさん、76歳で死去 幼少期にはフィギュアスケートも 活動を振り返る

2025年3月17日 16:41
いしだあゆみさん、76歳で死去 幼少期にはフィギュアスケートも 活動を振り返る
いしだあゆみさん
歌手で俳優としても活躍した、いしだあゆみさんが甲状腺機能低下症のため11日に亡くなっていたことがわかりました。76歳でした。

所属事務所によると、いしださんは3月11日午前4時48分に、甲状腺機能低下症のため、都内の病院で亡くなったということです。葬儀は近親者のみで既に執り行われたということで、お別れの会などは故人の遺志により行う予定はないとしています。

1948年生まれ、大阪府出身のいしださん。過去に出演したテレビ番組では、幼少期にフィギュアスケートの大会で優勝するなど、選手として活躍したことを明かしていました。

その後、スカウトされ1964年に歌手デビュー。1968年12月発売の楽曲『ブルー・ライト・ヨコハマ』が大ヒットし、NHK紅白歌合戦にも10回出場を果たしました。

俳優としては、映画『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』などに出演し、1987年には深作欣二監督の『火宅の人』と、倉本聰さんが監督を務めた『時計 Adieu l'Hiver』で日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を獲得しました。

さらに、テレビドラマでは“金妻(キンツマ)”という流行語が生まれた『金曜日の妻たちへ』や、『北の国から』では純(吉岡秀隆さん)の母親役として出演していました。

2020年には、文化振興などに貢献した人をたたえる文化庁長官表彰、2021年には高い演技力や歌手としての活動が評価され、旭日小綬章を受章しています。
最終更新日:2025年3月17日 16:41