『次にくるマンガ大賞 2023』結果発表 1位作品の作者がコメント「感動しています」
『次にくるマンガ大賞』は、2014年に創設されたマンガ賞で、今年で9回目を迎えます。ユーザーから“次にくる”と思うマンガのエントリーを受け付け、エントリーされた作品の中から、特に人気の高かった作品がノミネート作品として選定され、さらにノミネート作品から大賞が決定します。
■Webマンガ部門1位『気になってる人が男じゃなかった』
過去最高となる5170の作品がエントリーされた今年の『次にくるマンガ大賞』。発表会では、60作品がノミネートされたWebマンガ部門、40作品がノミネートされたコミックス部門、それぞれのトップ20が発表されました。
Webマンガ部門の第3位は、千葉侑生さんの『幼稚園WARS』。作者の千葉さんは「この度はたくさんの投票ありがとう御座います!!!! すごい嬉しいです! まだ読んだことのない皆さん、ぜひイケメンがたくさん出ては退場すると噂の『幼稚園WARS』を是非読んでください〜! これからも一生懸命頑張ります!」とコメントしました。
2位となったのは、X(旧ツイッター)で連載されている『ねこに転生したおじさん』です。作者のやじまさんは「驚きました、、、メディアに掲載してない、SNSにしか出してない野良マンガが2位をいただけたのは間違いなく100%いつも読んでくれるフォロワーさんのおかげです」とファンへ感謝のコメントを寄せました。
そして、1位に輝いたのは、X(旧ツイッター)で連載されている、新井すみこさんの『気になってる人が男じゃなかった』です。CDショップで働いている「おにーさん」が気になってしょうがない女子高生・あやと、「おにーさん」こと実はあやのクラスメイト・みつきを主人公としたストーリーで、女性同士の「愛情」が描かれています。
作者の新井さんはコメントで「毎週の応援に加え、1位にまでして頂けて…感動しています。これからも二人を応援してもらえるよう頑張ります。大好きです!!」と喜びを明かしました。
■コミックス部門1位『生徒会にも穴はある!』
40作品がノミネートされたコミック部門の第3位は、タイザン5さんの『一ノ瀬家の大罪』です。作者のタイザン5さんは「『一ノ瀬家の大罪』お読みいただいた皆さま、ご投票いただいた皆さま本当にありがとうございます…! 大変光栄です。少しでも楽しんでいただけましたら幸いです」とコメントしました。
第2位は、『鋼の錬金術師』や『銀の匙 Silver Spoon』などを手がけた荒川弘さんの『黄泉のツガイ』です。荒川さんは結果を受け、「ありがとうございます! そろそろ業界では中堅(?)になり、こういうフレッシュな賞とは無縁だろう、と老眼をショボショボさせながらノミネートの報を拝見し呑気に構えていたらまさかの2位! 沢山の方々が期待し投票してくださったことに驚き目が醒める思いです。(勢いで老眼が治ったりしませんかね)」と、冗談まじりに感謝をつづりました。
そして1位に選ばれたのが、現在『週刊少年マガジン』で連載されている『生徒会にも穴はある!』。クセが強すぎる生徒会メンバーの愉快な日常を描いた4コママンガです。
発表会に登壇した担当編集者によると、作者のむちまろさんは発表会が行われる会場の近くに足を運んでいたということですが、“恥ずかしい”ということで会場に姿を見せませんでした。しかし、コメントを寄せ「やったーー!! 大賞たすかる! ひとえに皆様方の応援の賜物と存じます!」と感謝の思いを明かしました。