三遊亭王楽、七代目 三遊亭円楽を襲名へ 六代目 円楽さんは「この世界で最も怖い存在」
七代目を襲名するにあたり、王楽さんがどのような思いで五代目 圓楽さんと六代目 円楽さんに報告したのかと聞いてみると、2人それぞれの思い出を明かしました。「(五代目にとって)“最後の弟子”でもあり、本当にかわいがってもらいましたので、父親(好楽さん)や楽太郎師匠(六代目 円楽さん)と違って怒鳴られることもなく」と五代目 圓楽さんとの思い出を回顧。
一方、六代目 円楽さんについて王楽さんは「前座の頃から、この世界で最も怖い存在でした。いつも怒っていただきまして、一挙手一投足すべて直してくださったのが楽太郎師匠でした」と明かしました。
また、六代目 円楽さんと同じ舞台に上がると思うと背筋が伸びる存在だったと振り返り、「小言を言う一方で亡くなった後に、“(七代目)円楽は王楽に継がせないと”ということをご遺族の方に明言してくださっていたことが本当に…感謝ですね。ただただ『ありがとうございます』としかない」と語りました。
王楽さんは来年2月から『七代目三遊亭円楽襲名披露興行』を全国各地で開催する予定です。