俳優の中谷美紀さん（47）が5日、公開中の映画『レジェンド＆バタフライ』の大ヒット御礼舞台挨拶に、木村拓哉さん（50）、伊藤英明さん（47）と共に登場。中谷さんが、木村さんと、木村さんが演じた織田信長の姿を重ねて、涙ぐみながらその思いを語りました。

映画は、木村さん演じる織田信長と綾瀬さん演じる信長の正室・濃姫が、政略結婚という形で結ばれながらも、次第に絆が生まれ、いつしか天下統一が2人の夢となる物語。“魔王”として恐れられながらも悩み苦しみ生きる信長と、側で支え続けた強き女性・濃姫の姿が描かれます。

中谷さんは、25年前にドラマで、織田信長を演じる木村さんと共演していたそうで「天下統一のために、大義のために、多くの人命を犠牲にしなければならない信長の孤独と、木村拓哉さんという、これからの日本にはなかなか出てこない、これだけの大スターでいることの孤独というのが重なって見えましたね。それが25年を経てより強く感じられます」と木村さんと織田信長を重ねてコメントしました。

さらに中谷さんは「命を賭して木村拓哉というスターを演じてらっしゃるんです。その孤独って、きっと私たち普通の人間には理解できない孤独なんですよね。きっとご自分との戦いなんだと思います。誰か他人との比較ではなくて、本当に厳しい険しい道を進んでいらっしゃるんだなっていう。ちょっと泣きそう」と涙ぐみながら語ると、なぜか伊藤さんが「ありがとう！」とカットイン。

これに対して中谷さんが「すみません、違うんですけど。あなたに言ってません！ あなたに言ってませんけど、一言も！」と強烈なツッコミを入れると、伊藤さんは「違うんです。僕いつも話が長くて、自分の思いを伝えたいんだけど、話が長すぎて伝わってない部分があって。ありがとうっていうのは、僕もそういう風に木村さんについて言いたかったなと思って、代弁してくれたみたいな。決して僕がその言葉を受け取ったわけでは」としどろもどろに弁明し、会場を笑わせました。