大鶴義丹「いつも後ろから見ていました」 父・唐十郎との幼い頃の思い出語る
父・唐十郎さんとの思い出を語った大鶴義丹さん(56)
急性硬膜下血腫のため4日に亡くなった劇作家の唐十郎さんの訃報を受け、息子で俳優の大鶴義丹さん(56)が5日に取材に応じ、父・唐十郎さんとの思い出を語りました。
大鶴さんは取材で「うれしそうにテントの舞台の上に飛び込んでいくんです」と子供の頃に見た父・唐十郞さんの舞台での様子を回顧。
そして「僕は後ろで見ているんですけど“行ってくるぞ”とここ(舞台)がほんとうに自分が幸せで生きる空間なんだっていう感じで本当に楽しそうに舞台に飛び込んでいくので、その姿はいつも後ろから見ていました」と思い出を語りました。
さらに大鶴さんは、「意外と一人っ子の長男だったっていうのもあるのですごく優しくしてくれて甘やかしてくれた」と話す一方で、「父の求めるパフォーマンスに及ばない時は意外と何も言わない。何も言わないということは“なかなか才能が足りていないのかな”なんて僕は思いながらも父の笑顔を見ながら。そういう意味では厳しい人ですね」と明かしました。
また、演出家としての唐十郞さんについて「僕は父の演出というのは受けたことがない。どこかでやはり父への反抗心があって」と複雑な心境を抱えていたといい、しかし「今思うと変に対抗心を持たずに父の演出で父の戯曲の芝居をする機会があったのに何でしなかったのかな、なんてこともやっぱ思いますね」と過去を振り返り、悔恨の念を語りました。
大鶴さんは取材で「うれしそうにテントの舞台の上に飛び込んでいくんです」と子供の頃に見た父・唐十郞さんの舞台での様子を回顧。
そして「僕は後ろで見ているんですけど“行ってくるぞ”とここ(舞台)がほんとうに自分が幸せで生きる空間なんだっていう感じで本当に楽しそうに舞台に飛び込んでいくので、その姿はいつも後ろから見ていました」と思い出を語りました。
さらに大鶴さんは、「意外と一人っ子の長男だったっていうのもあるのですごく優しくしてくれて甘やかしてくれた」と話す一方で、「父の求めるパフォーマンスに及ばない時は意外と何も言わない。何も言わないということは“なかなか才能が足りていないのかな”なんて僕は思いながらも父の笑顔を見ながら。そういう意味では厳しい人ですね」と明かしました。
また、演出家としての唐十郞さんについて「僕は父の演出というのは受けたことがない。どこかでやはり父への反抗心があって」と複雑な心境を抱えていたといい、しかし「今思うと変に対抗心を持たずに父の演出で父の戯曲の芝居をする機会があったのに何でしなかったのかな、なんてこともやっぱ思いますね」と過去を振り返り、悔恨の念を語りました。