橋幸夫79歳、“二世”を募集「歌謡界では初めてのこと」 名前や楽曲を残していくことは“重大な責務”
橋さんは、1960年に『潮来笠』でデビューし、日本レコード大賞新人賞の第1回受賞者に。その後も『いつでも夢を』『霧氷』でレコード大賞を受賞し、舟木一夫さん、西郷輝彦さんらと共に“御三家”として人気を博しました。そして2021年には、今年5月に行われるコンサートをもって引退することを発表していました。
歌手活動引退にあたり、『橋幸夫』という名前やこれまでの楽曲を後世に残していくことは「橋幸夫の重大な責務と強く感じる」という橋さん。後継者を探す経緯について「今までの歴史上の歌謡界では初めてのことだと思います。歌舞伎の世界は、二代目○○と名前を継いでいきます。それをまねするわけではないですが、作曲の恩師たちに対する恩を歌で返す人はいないですか? というのではじまりました」と説明しました。
オーディションは2月から始まり、合格者は最大3人まで。名前は橋幸夫の“夫”の字だけを変えるといいます。応募者に向けてコメントを求められると「時代がどんどん変わっているようですから。今の芸能人として橋幸夫を継ぐっていうことはとっても至難の業だと思います。それはそれで年代の違いだから構わない。そこで戦ってほしいなと思います」とエールを送りました。
橋さんは歌手活動引退後、コーチ兼顧問として“二世”の指導や、また、第2の人生として書と画に興味を持っているそうで、アート活動などもしていくということです。