ペンを回して“マイホームを購入” 職業・ペン回しのプロ、その活動とは
■ペンを回して“マイホームを購入”
――Kayさんのご職業を教えてください。
職業“ペン回し”です。メインはパフォーマンスショーになります。ジャグリングだったりとか、マジックショーだったりとか、ああいう感じのエンターテインメントショーとして、ペン回しを見せてお客さんを楽しませるっていうものになりますね。ショッピングモールでのステージショーだったりとか、企業のパーティーだったりとか、時には大道芸で披露することもあります。.
Kayさんいわく、ペン回しのプロとして活動しているのは、日本はおろか世界でもご自身だけだといいます。明確なプロ制度は存在しませんが、ペン回し1本で生計を立てているという意味合いで、Kayさんはプロと名乗っているそうです。
――収入はどれくらいになるんでしょうか?
普通に生活できるぐらいの収入は得ています。3年前、マイホームを購入しまして、もちろん僕だけの力ではなく妻と力を合わせて買うことができたんですけど、“ペン回しを職業としてマイホームも買えますよ”ということは伝えておきたいですね。
■暇つぶしから“世界大会の競技”までにも発展
――Kayさんの経歴を教えてください。
2011年に日本の大会があって、そこで準優勝したあたりから、このプロパフォーマーっていう活動をやっているんですけども、そこからパフォーマンスの分野でいろんな活動もしつつ、ペン回しの大会に出たりとかしておりまして、2019年のペン回しの世界大会、中国で行われた大会だったんですけど、こちらで優勝しまして、世界チャンピオンを取ることができました。
――世界大会もあるんですね。どんな競技なのでしょうか?
ダンスバトルみたいな感じで、ライブハウスでバトルをするような感じで競い合うやつだったりとか、あとはステージ上でパフォーマンスをして評価されるっていうのがありまして、僕が優勝したのはステージパフォーマンスで競い合う大会になりますね。全体の構成のまとまりだったりとか、技の安定感・完成度だったりとか、独創性難易度というところを評価して競い合うっていうものになりますね。
――ほかにペン回しの面白いところはありますか?
最近だと、ペン回しの専用の道具というのが売られてるんですね。こういういろんな技に挑戦できるそのためのペン回し専用のペンが発売されています。ペンを改造するっていう文化がありまして自分好みの重さだったりとか長さがあったりするので、自分好みに作っていくというのが楽しいところではありますね。