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20代がハマる “大人のための変身ベルト” 「憧れのヒーローと自分をつなげる媒介」に

2022年10月28日 21:45
20代がハマる “大人のための変身ベルト” 「憧れのヒーローと自分をつなげる媒介」に
大人も魅了される“大人のための変身ベルト”
仮面ライダー』の変身ベルトをはじめとした“なりきり玩具”が勢ぞろいしたイベント『NARIKIRI WORLD(なりきりワールド)』が、28日に開幕。展示されている“大人のための変身ベルト”に注目し、取材しました。

入り口にずらりと展示され、目を引いたのが“大人のための変身ベルト”。1971年に、バンダイが発売した『仮面ライダー 光る!回る!電動変身ベルト』以来、50年以上にわたって子どもたちの「ヒーロー・ヒロインになりたい」という夢をかなえてきた“なりきり玩具”ですが、2012年に“大人向け”に開発されたのが『COMPLETE SELECTION MODIFICATION(コンプリート セレクション モディフィケーション)』です。

こちらは、従来の子ども向け製品よりもシャープな造形やハイクオリティーな素材を使って“大人のコレクター”が満足できることを目的に制作しているもの。

機能も進化しており、“ワイヤレス通信”で必殺技の音を鳴らすことができたり、28日にお披露目されたばかりの変身ベルトは『自動変形機能』が搭載されていて、本格的にヒーローになりきって楽しむことができます。

■“5万円台”高価な変身ベルトも…楽しみ方は

価格帯は大人向けということもあり、1万円台後半から高いもので“5万円台”のものも。担当者によると、主な購入層は“20代前半”だといい、「子どものころから番組を見ていてちょうど20代になり、アルバイトや自分でお金を稼ぎ始めることで、ある程度自由に趣味にお金を使える方が買ってくれている」と説明。

また、楽しみ方については「人によってまちまちで、実際に遊んで楽しむことが1番好きな方もいれば、アイテムとして飾っておきたいという方もいる。元々は“体験型”として重視して作られている商品なので、遊ぶ楽しみを覚えてくださっている方が多いんじゃないかなと思っています」と話しました。

■なぜ、大人が変身ベルトを購入するのか?

さらに“なぜ、大人が変身ベルトを購入するのか?”と聞くと、「キャラクターへの憧れですとか、とりわけヒーローに関しては“変身する”ということが一番際立っているので、それが自分も“全く同じ所作でやりきる”ことで、画面越しのヒーローたちと自分をつなげる媒介みたいなものに(変身ベルトが)なっているんじゃないか」と分析しました。