あわら温泉の旅館の女将がつくる日本酒「女将(おかみ)」の初しぼりが4日、坂井市内の酒蔵で行われ、今年の出来栄えを確かめました。暑い日が続いたことから仕込み方を変えたところ、香り高い酒に仕上がったということです。新たに開発したスパークリングタイプの日本酒「OKAMI NO AWA」と合わせて、13軒の旅館で提供されます。(12月4日)

青みがかった黄金色は良い仕上がりの証拠とされ、タンクからは青リンゴのような華やかな香りが漂っていました。北陸新幹線の金沢開業をきっかけにスタートした女将の酒造りは10年の節目を迎え、来年春の県内開業に合わせ、新幹線で訪れる宿泊客をもてなします。

あわら温泉女将の会･山口由紀会長
「あわら温泉は(今年)開湯140周年。北陸新幹線もいよいよ敦賀延伸ということで、多くのお客さまにこの日本酒『女将』を目指して芦原温泉に来てもらえるよう願っています」

日本酒「女将」は甘口と辛口合わせて5,000本、「OKAMI NO AWA」は1,000本がそれぞれ用意され、12月21日(木)から提供されます。