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【速報】直木賞発表 万城目学『八月の御所グラウンド』と河﨑秋子『ともぐい』の2作に決定

2024年1月17日 19:23
【速報】直木賞発表 万城目学『八月の御所グラウンド』と河﨑秋子『ともぐい』の2作に決定
万城目学さん
第170回芥川賞・直木賞の選考会が17日に行われ、万城目学さん(47)の『八月の御所グラウンド』と河﨑秋子さん(44)の『ともぐい』が直木賞を受賞しました。

新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)のなかから、最も優秀な作品に贈られる直木三十五賞。

『八月の御所グラウンド』は、京都を舞台に謎の草野球大会に参加することになった大学生の物語など、過去との不思議な巡り合わせを描いた2篇が収められた青春小説です。作者の万城目さんは、これまで『鹿男あをによし』や『プリンセス・トヨトミ』などが直木賞候補作に選ばれており、最新作『八月の御所グラウンド』で6回目のノミネートで受賞となりました。

『ともぐい』は、明治後期の北海道を舞台に、村田銃と一匹の犬だけを伴い“最強の熊”に挑む男の姿を描いた物語です。作者の河﨑さんは、2022年に『絞め殺しの樹』が直木賞の候補作に選ばれていて、今回2度目のノミネートで受賞となりました。