ryuchellさん「自分らしく生きていく素晴らしさを体現していきたい」多様性を発信の思い
■2016年に結婚 2018年に第1子が誕生
ryuchellさんは、pecoさんと2016年に結婚。2018年には第1子となる男児が誕生していました。“父”として、育児についても積極的に発信していたryuchellさん。2020年におもちゃ企業とコラボした配信をした際には「バービードールで遊ぶ事が大好きだったので、だけどそれを見てちょっと心配している大人の顔みたいなのを子どもながらに読み取っていて、男の子は男の子のもので遊ぶべきだし、女の子は女の子のもので遊ぶべきだし、みたいなのが雰囲気的に感じ取っちゃって」と明かしていました。
さらにインタビューでは、息子が生まれたことで感じたある疑問があったといい「いただきものとかで、やっぱ男の子だからブルーのものが多かったりとかするんですけど、それにはちょっと違和感がありましたね。そういう固定観念ができちゃうから、そこはすごくもったいないなと思うし、レンジャーショーでも絶対女の子はピンクだし。なんか植え付けみたいなものがあるから、そういうふうになってしまうんだなってものすごく思うので、そういう時代は変えていかなきゃいけない。分け隔てなくいろんな選択肢の中から自分の好きなものを選んだときに、それが本当に好きなものなので、まずはその壁みたいなものを親から徐々にとっぱらっていくことによって、子供の可能性が広がるっていうふうに思います」と語っていました。
■“多様性”について発信「自分らしく生きていく素晴らしさを、体現していきたい」
育児だけでなく、“多様性”についても発信を続けていたryuchellさん。2020年には自身のブログで「多様性について思うこと。」と題し「世の中を、変えたい。僕は、この世の中が今日も生きづらいと思っている誰かのために、お仕事をしたい、こんな僕だからこそ、メディアに出続けなければならない。と思うんです。自分らしく生きていく素晴らしさを、体現していきたい。生きていく上で、自分とは反対意見の人は必ずいます。全ての人に好かれることも無理だし、僕だって、理解出来ない考えに出会うこともあります。でも、たとえ理解できなくても、受け入れることが多様性。色んな人がいるということを認めることだと思っています」と自身の考えを明かしていました。
■2022年夫婦関係を解消「“夫”であることには、つらさを感じてしまうようになりました」
一方で2022年8月には、pecoさんとの“夫婦関係”を解消し、“新しい形の家族”として生活していくことを報告。ryuchellさんは「一生一緒に居たいと思えたからこそ結婚して 夫婦になる道を選択し そしてその愛が形になり、最愛の息子も生まれました」とした上で「そんな中、メディアで自分のこれまでの生き方や、“夫”としての生き方についてお話しさせていただく機会が増えていく中で、“本当の自分”と、“本当の自分を隠すryuchell”との間に、少しずつ溝ができてしまいました」とし、「“夫”らしく生きていかないといけないと自分に対して強く思ってしまっていました。“夫”であることは正真正銘の“男”でないといけないと。自分で自分を縛りつけてしまっていたせいで、“夫”であることには、つらさを感じてしまうようになりました」と、これまで抱いていた違和感を明かしました。
■夫婦関係を解消後は“本当の自分”を表現
“夫婦関係”解消後は、これまでのryuchellさんの姿とは違う“本当の自分”を表現したスタイルをSNSなどで発信。4月に行われた、セクシュアル・マイノリティー(性的少数者)への偏見や差別のない社会を目指すためのイベントでは、ピンクのヒョウ柄の衣装に身を包み登場し「“人が人を愛する”ということに決まった形はないと思います。愛する人としか作れないそれぞれの愛の形、それを選べる権利があると信じています。私もそれを信じて歩んでいく決意をしたので、どうか皆さんにも愛をあきらめないで生きていってほしいと思います」と、集まった人たちへメッセージを送っていました。
※厚生労働省や自殺の防止活動に取り組む専門家などは、悩みを抱えていたら自分だけで悩みを解決しようとするのではなく、専門の相談員に話を聞いてもらうなどしてほしいと呼びかけています。
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