あの旅行ガイド本に広島版が登場しました。１８日発売されたのは、世界各地を案内する旅行ガイド本「地球の歩き方」の広島版です。観光客はもちろん広島の人たちをも引き付ける一冊となっています。

制作に携わった編集者は…

■TJ Hiroshima　山根尚子さん
「注目度大です。」

書店の店長も…

■店長
「待望のっていう感じですかね、地元としては」

そして、観光客は…

■観光客
「来る前に見たかった」

■宮脇靖知リポート
「ご覧ください。目につきやすい場所にこれだけ大々的に平積みされています」

１８日発売されたのは、ガイドブック「地球の歩き方」の広島版です。１９７９年に創刊され、これまでに１６０の国と地域を網羅してきましたが、コロナ禍で海外旅行の需要が減る中、２０２０年の売り上げは前年の１割に。その年から国内旅行向けの出版を始め、１７か所目として広島版が登場しました。

■TJ Hiroshima編集者　山根尚子さん
「この１冊に広島２３市町の全市町の情報が掲載されています。掲載件数が記事になっているものだけで１０００スポット。読んだら広島が好きになる情報がたくさん入ってます。」

広島で誕生し、全国的にも有名になった企業の紹介や工場見学の案内。お好み焼きでは、酒粕を使った竹原焼きや鶏のモツが入った三原焼まで紹介し、県内のお好み焼き店は「コンビニの数より多いとも」といった口コミ情報まで掲載されています。

■兵庫から
「一個ずつ詳しく細かく書いている感じがする」
「広島発祥のものとかも知れるので、これ買って帰ろうかと豆知識が増える」
■東京から
「全部載ってて美味しいものも観光もできて地図も頭に入って」

本に詰め込んだのは、ずばり「広島愛」。広島の人も手にすることに期待を寄せます。

■ジュンク堂書店 広島駅前店　三浦明子 店長
「その土地土地の魅力は必ずあると思うので、なかなか人が訪れないところにも
人の足が伸びていってそこが活性化されれば、もっと広島の魅力が深まるのではと思う」

情報満載のガイド本が、広島の魅力発信とその再発見にも一役買いそうです。

（２０２４年７月１８日放送）