【そもそも.】「県民栄誉賞とは」 選ぶ基準は?どんなジャンルから?
「そもそも、県民栄誉賞とは?」をテーマに、お伝えする。
県民栄誉賞を統括する、宮城県・総務部人事課の方に話を聞いた。
県民栄誉賞ー。
宮城県では1990年に設けられ、賞の意義や対象については先に県民栄誉賞を設定していた他の県およそ20の事例を参考に制度設計したそうだ。
学術研究および芸術文化で世界的な評価を得たり、世界的規模のスポーツ競技会で顕著な成績を収めたりした、宮城県ゆかりの個人・団体におくられるそうだ。
気になる基準はー。
世界的規模のスポーツ競技大会、オリンピックで言うと金メダルが一つの基準になっている。
銀メダル・銅メダルであれば、別の特別表彰というものを行うことが多いそうだ。
受賞した人には、賞状と記念品、県産の工芸品・玉虫塗のお皿が贈られるそうだ。
宮城県の県民栄誉賞を最初に受賞したのは、仙台市出身”ハマの大魔神”こと佐々木主浩(かずひろ)さん。
賞が作られてから8年後、1998年に受賞した。
それだけ、県民栄誉賞には重みがある。
受賞した1998年、佐々木さんは抑え投手として素晴らしい成績。
横浜の日本一に大きく貢献し、”ハマの大魔神”は新語・流行語大賞に選ばれ、全国のファンそして県民に希望と活力を与え県民栄誉賞、受賞となった。
佐々木さんを含め何人の方が受賞されたのかというと、10人と1団体。
オリンピック金メダル、フィギュアスケートの荒川静香さん・羽生結弦さん、バドミントンの髙橋礼華さん・松友美佐紀さん、そして個人ではなく団体も対象で、2013年日本一に輝いた楽天イーグルスにもおくられている。
受賞した10人と1団体のうち、スポーツ選手以外ではノーベル化学賞を受賞した田中田中耕一さんと今回の一力さん2人のみ。
田中さんはジャンルでいうと学術にあたり、一力さんは文化にあたる。
文化面では初受賞。一力さんの快挙と言える。
県は、改めて素晴らしい方々を輩出する宮城という土地に愛着を持ってもらえるきっかけになれば、としている。
何より、一力さん受賞おめでとうございます。