マリメッコの元デザイナー石本藤雄さんの新作展 幼少期の思い出「タイサンボク」モチーフに
初夏を知らせる白い花がモチーフです。
愛媛県砥部町出身でマリメッコのデザイナーを務めた石本藤雄さんの作品展がはじまります。
松山市のギャラリー「Mustakivi」であすから始まる陶芸家・石本藤雄さんの新作展。初夏に大輪の白い花を咲かせるタイサンボクをモチーフにしたレリーフなど、30点あまりが会場を彩ります。
石本藤雄さん:
「今回このタイサンボクだけに絞ってタイサンボクの花の風情というかそういう姿が表現できればと思って」
砥部町出身の石本さんはフィンランドのマリメッコ社でおよそ30年間にわたってデザイナーを務めたほか、陶芸家としても活躍しています。
今回モチーフになった「タイサンボク」について…
石本さん:
「子どものころよく登ってました。うちは庭木に登っても誰も怒らないし」
石本さんにとって幼少期の思い出でもある「タイサンボク」のうつろう姿を表現したという作品の数々…
「内側のここの色ですね、帯のその色が外側の底の色こことここが結ばれる色感覚で色々な色があるけれどひとつのまとまったものになるのでは 」
紙風船のような色使いが特徴のボウルは、目線によって印象が変わる味わい深い作品となっていて、石本さんの色彩感覚が楽しむことができます。
石本藤雄展「たいさんぼく」は8月18日まで開催されるということです。