「郷原漆器」の新たな担い手に米国作家 ディロング・デービッドさん「日本の文化を継承したい」
岡山県真庭市で600年の歴史を持つ伝統工芸「郷原漆器」の新たな担い手に、アメリカ人の男性が就き、現地で活動をスタートしました。
アメリカ出身の木工作家、ディロング・デービッドさん。岡山県北、真庭市の蒜山に伝わる郷原漆器の継承者として、新たなスタートを切りました。
600年の歴史を持ちながら、作り手の高齢化で存続の危機に追い込まれていた郷原漆器。デービッドさんは「日本の文化を継承したい」と名乗りをあげ、真庭市から漆器の生産拠点、郷原漆器の館の指定管理を任されました。初日の1日は、漆器づくりの「心臓」という「ろくろ」を運び入れ、今後の構想を練っていました。
アメリカ人のデービッドさんが自ら木を削り出し、6月頃の完成を目指す新生「郷原漆器」。岡山市北区の特産品販売店「晴れの国おかやま館」などで売り出す予定です。