旧石川家住宅主屋(坂出市) 国の有形文化財に登録へ
大正時代に建てられた坂出市の住宅が、新たに国の有形文化財に登録される見込みとなりました。
新たに登録されるのは、大正時代前期に建てられた、坂出市の旧石川家住宅主屋です。壁を土で覆った「土蔵造り」の2階建てで、庭に面した座敷には天袋と地袋を備え、当時は高価だったガラスの建具がふんだんに使われている点などが評価されました。
この住宅は当時、食塩の輸送会社の坂出支店長を務めた石川義治郎さんの持ち物で、現在は子孫が所有しています。2年前から空き家になっていたため、来年(2025年)4月以降、イベントスペースなどとして活用される予定です。
今日(22日)開かれた国の文化審議会で答申され、正式に登録されれば香川県内の国指定有形文化財は合わせて451件となります。