神尾楓珠「ご飯が進んだ」 時代劇ロケ地・大分の郷土料理『りゅうきゅう』に感動 共演者と撮影の裏話語る
TOSが開局55周年を記念して制作する時代劇ドラマ「はぐれ鴉」。
大分県内でのロケは終わり、撮影は順調に進んでいます。ロケの様子を主演の神尾楓珠さんなど出演者が参加して行われたトークイベントとあわせてお伝えします。
◆藩士・小津主水(演:森田甘路さん)
「それほどの腕を持った剣士は藩内ではただ一人」
◆主人公・山川才次郎(演:神尾楓珠さん)
「誰だ?」
◆藩士・小津主水(演:森田甘路さん)
「『はぐれ鴉』でござる」
◆山下智彦監督
「あーい!いいでしょう」
県内のロケでクランクインした時代劇ドラマ「はぐれ鴉」。
赤神諒さんの小説が原作で、江戸時代の竹田を舞台に繰り広げられる時代ミステリー。
1月11日には竹田市の岡城跡でもロケが行われました。主人公を演じる神尾楓珠さんは初の時代劇出演です。
◆神尾楓珠さん
「難しいです。やっぱり」「まだまだ時代劇というものをちゃんとつかめてないので、 それはこの撮影の間につかめたらいいなと思うし、(主人公の)山川才次郎という役をしっかり生きていけたらいい」
この日のロケの後、同じく竹田市では神尾さんなどの出演者や山下智彦監督が参加してトークイベントが開かれました。
◆山下智彦監督
「原作の壮大さなどに肉薄できる、より近づけられるようにやりたい」
撮影は県内の歴史ある街並みや雄大な自然の中でエキストラも参加して行われました。
例えば、杵築市では酢屋の坂で。
また、竹田市では岡城跡のほか黄牛の滝、久住高原がロケ地となりました。
一方、この大分ロケの間は今シーズン一番の強い寒気が到来し、厳しい寒さの中での撮影となりました。
◆ヒロイン役・山本千尋さん
「初日の撮影が本当に寒くて。でも、撮影でしか来られないような景色を見させてもらったり、役者がセリフを発すると白い息が出ているのがすごく素敵だなと思っていて、 ある意味ポジティブにとらえると、私たちは寒さを引き寄せたと、時代劇の撮影の空気を引き寄せたと思っている」
また、トークイベントではこんな一幕も。
◆主演・神尾楓珠さん
「僕は『りゅうきゅう』を食べたが、それがすごくおいしくて。ご飯が進んだ」
「りゅうきゅう」は魚の切り身を醤油などで味付けした大分の郷土料理です。
森田甘路さんも宿泊先近くのスーパーで購入したそうですが…
◆森田甘路さん
「隣の棚に醤油があった。500ミリリットルくらいの。『これをかけたらさらにうまい』と(りゅうきゅうのパッケージに)書いてあった。でも、滞在時間が短いので、500ミリリットルの醤油を買ってホテルに置いていても使いきれる自信がなかった」
「『さらにおいしい』ということはもう味がついていると思って、それを買ってホテルで食べたが味がついてなかった。『りゅうきゅう』の魅力を100%引き出せなかった悔しさがある」
撮影の裏話でも盛り上がったトークイベント。最後に神尾さんが決意を語りました。
◆主演・神尾楓珠さん
「この作品を大分の皆さんに愛してもらえるように、 真ん中に立って頑張っていきたいと思っている。よろしくお願いします」
◆トークイベントに参加した人は
「大分はすごく魅力がある県だと思うので、それを発信してもらえるようなドラマになればいいかなと思う。楽しみにしている」
「竹田に来ようと思う人が増えたらいいなと思う」
県内でのロケは全て終わり、今後は京都での撮影が2月にかけて行われます。時代劇ドラマ「はぐれ鴉」はことし7月放送予定です。