玖珠町で江戸時代から作られる「きじ車」の製作技術 国の選択無形民俗文化財に 保存会は「びっくり」大分
国の文化審議会は24日、「九州地方のきじ馬・きじ車製作技術」を国の選択無形民俗文化財とするよう文化庁長官に答申しました。
大分県玖珠町のきじ車保存会からは喜びの声が聞かれました。
きじ馬やきじ車の製作技術は、九州では大分や福岡などに伝わっているものです。
このうち、きじ車は木をきじの形にかたどり、車輪を付けたおもちゃで、県内では玖珠町で江戸時代から作られていたとされています。伝統の製作技術はきじ車保存会が受け継いでいて、関係者からは喜びの声が聞かれました。
◆きじ車保存会 高倉新太会長
「夢にも思っていなかったのでびっくりして、責任というか身が引き締まる思い。玖珠町のきじ車を将来にわたって引き継いでいけるように努力していきたい」
国の選択無形民俗文化財に正式になるのは3月下旬の見通しです。
最終更新日:2025年1月24日 18:42