スポーツや文化などの分野で活躍した学生に贈られる、県学生栄誉賞の授与式が宮崎県庁で行われました。

県学生栄誉賞は年に2回、全国大会で優勝するなど優秀な成績を収めた県内の中高校生などに贈られています。
今回は、去年の国スポ・障スポで優勝した生徒や日本学生科学賞で文部科学大臣賞を受賞した生徒など、1団体と７人の中学生と高校生が受賞しました。

受賞者の中には、今年の「歌会始の儀」に最年少で入選した延岡学園尚学館高等部１年の森山文結さんの姿も。
入選した短歌「ペンだこに　うすく墨汁染み込ませ　掠れた夢といふ　字を見てる」を引用して謝辞を述べました。

（延岡学園尚学館高等部１年　森山文結さん）
「未来への不安は絶えないものですが、いつかこの不安も懐かしむことができる日が来ると思います。未来の自分に胸を張れるよう、これからも精一杯頑張っていきたいと思います」

授与式の後、森山さんは歌会始の儀で両陛下と交わした会話を明かしました。

（延岡学園尚学館高等部１年　森山文結さん）
「自分の短歌の背景の話をしたら　すごくいい歌だね　と言ってくださいました」
「嬉しかったです」
「（短歌は）これからも趣味として続けていけたらいいなと思っています」

スポーツや文化・学術への学生の意欲を高めようと設けられている県学生栄誉賞。
今回の受賞を含め受賞者の人数は1454人となっています。