山形交響楽団の運営団体 今年度4500万円の大幅増収へ 文化庁の支援事業、入場料収入増加など要因
山形交響楽団を運営する「山形交響楽協会」の理事会が28日、山形市で開かれました。今年度は当初の見込みに比べおよそ4500万円の大幅な増収となる見通しが示されました。
理事会では初めに、今年度の収支の見通しが示されました。
今年度の事業収入の見通しは4億400万円余りで、年度当初の見込みに比べておよそ4500万円の増収となりました。文化庁の支援で実施した事業や、入場料収入の増加などが増収につながったということです。
事業活動の収支では当初赤字を見込んでいましたが、増収に伴い、1100万円余りの黒字の見通しとなりました。一方、来年度はコロナ禍で疲弊した文化芸術活動を支援するための文化庁の事業が縮小されることなどから、今年度に比べおよそ1億円の減収が見込まれるということです。
山形交響楽団では来年度、定期演奏会やスクールコンサートなど県内外で合わせて100公演を予定しています。