正月の風物詩「鏡餅」づくりがピーク 夏から製造開始し計100万個生産 担当者「最近は小さめが人気。一つの家庭で複数買う人も」 山形市
早くも新年に向けた準備が進んでいます。山形市の食品加工メーカーではいま、正月の風物詩「鏡餅」づくりがピークを迎えています。
山形市の城北麺工では8月から来年の正月用の「鏡餅」の製造を始めていて、17日朝も8時から餅作りが行われました。
山形県産のもち米「ひめのもち」を主に使っていて、これをふかして柔らかくしたものを専用の機械で100回ついていきます。たくさんつくことで伸びの良い滑らかな餅が出来上がるといいます。
城北麺工 斎藤優有さん
「店頭に並ぶにはまだ少し早い時期だが、製造はいまがピーク」
この日は餅を作る作業のほか、ラッピング作業もピークを迎えていました。
こちらのメーカーではニーズに合わせ160グラムの小さいものから1.8キロの大型なものまで様々なサイズの鏡餅を製造しているということです。
城北麺工 斎藤優有さん
「最近は小さめの鏡餅が人気。ちょっとしたスペースに飾れるので一つの家庭で複数買う人が多くいる。餅のほか、鏡餅の容器にお米が入ったユニークな商品も人気。県産のつや姫が入っていて普段使いしやすく、若い人を中心に人気を集めている」
鏡餅づくりは12月上旬まで続き、あわせておよそ100万個を製造する予定だということです。
城北麺工 斎藤優有さん
「正月はこのままきれいな形で飾って、正月が終わったらお雑煮などに入れて皆さんでおいしく食べてもらいたい」
こちらの鏡餅は山形県内のスーパーなどで販売されるほか、北海道から九州にかけて全国に出荷されます。